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群馬県富岡市、公共交通の空白地帯を解消するデマンド型の乗り合いタクシーを運行へ

DIGITAL X 編集部
2020年12月17日

群馬県富岡市は、デマンド型の乗り合いタクシーを市内全域で2021年1月から運行する。公共交通の空白地帯を解消し、高齢者など移動が困難な市民の移動手段を確保する考。乗り合いタクシーの配車システムを提供するMONET Technologiesが2020年11月28日に発表した。

 群馬県富岡市は、デマンド型乗り合いタクシー「愛タク」を2021年1月4日から豊岡市全域で運行を始める。運転免許証を自主返納した高齢者など移動が困難な市民の移動手段を確保するのが目的だ。

図1:デマンド型乗り合いタクシー「愛タク」の車両イメージ

 富岡市はこれまで、一部の地域を除き、固定路線を時刻表通りに運行する定期運行型の乗り合いタクシーを運行してきた。これをデマンド型の乗り合いタクシーに切り替えることで、高齢者をはじめとする多くの市民が利用しやすい移動手段を提供する。

 愛タクは、予約があった場合のみ指定の停留所間を運行する。利用者は、電話またはスマートフォンアプリを使って、午前8時から午後5時までの運行時間内の移動を予約する。停留所は、市内全域に公共施設、医療機関などを含め約300カ所を設ける。料金は、市内の在住・在学・在勤者は一律100円、それ以外は500円。

 愛タクの運行には、配車システム(MONET Technologies製)を利用する。予約状況に応じて、最も効率的なルートで運行する。運行車両には最大7人が乗車できるミニバンを採用し、上信ハイヤーと日本中央交通が運行する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名群馬県富岡市
業種公共
地域群馬県富岡市
課題公共機関がカバーしていない地域にする住む住民に対し、運転免許がなくても利用できる移動手段を提供したい
解決の仕組み電話かアプリで予約できるオンデマンド型の乗り合いタクシーを市内全域で運行する
推進母体/体制群馬県富岡市、MONET Technologies
活用しているデータ乗り合いタクシーの予約情報および運行ルートに関する情報
採用している製品/サービス/技術タクシーの配車システム(MONET Technologies製)
稼働時期20201年1月4日