• UseCase
  • 製造

東芝ライテック、顧客が照明環境を設計できる機能を強化

DIGITAL X 編集部
2020年12月28日

照明器具など開発・販売する東芝ライテックは、顧客が照明環境を設計するなど照明器具を選ぶための比較検討ツールなどの強化を続けている。顧客満足度の向上を目的に商品情報管理システム(PIM)の機能を拡張した。システム構築を支援したエクサが2020年12月9日に発表した。

 照明器具や制御関連機器を手掛ける東芝ライテックは、顧客が照明器具を比較検討するための情報やツールなどの機能強化を図っている。顧客満足度を高めるのが目的だ。

 機能強化しているのは、顧客が照明環境を設計するための「簡易等照度分布図作成ツール」と、照明や配光イメージを比較できる「比較・提案ツール」、現状の照明器具の代替候補となるLED照明器具を選定できる「置き換え提案ツール」など(図1)。顧客満足度向上の成果が得られているという。

図1:商品情報管理システム(PIM)ベースに顧客向けサービスを強化している

 これらツールは社員も利用する。社員向けには「商品選定ツール」も用意し、設計した環境を実現するための見積もりを支援する。未経験者でも見積りが可能で、見積りに要する時間も1件あたり90分から40分まで短縮できたとしている。

 顧客向け機能は、東芝ライテックが2015年から運用している「商品情報管理・公開システム」の機能を拡張し実現する。同システムは、商品情報管理システム(PIM)を基盤に、製品情報やマニュアルなどの関連情報を一元管理している。

 商品情報管理システムの構築は、システムインテグレーターのエクサが支援している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名東芝ライテック
業種製造
地域神奈川県横須賀市(本社)
課題顧客が照明器具を容易に選定できるようにしたい
解決の仕組み既存の商品情報管理システムを機能拡張し、照明環境の設計や器具の比較検討を支援するツールを提供する
推進母体/体制東芝ライテック、エクサ
活用しているデータ商品情報
採用している製品/サービス/技術商品情報管理システム(エクサが構築を支援)
稼働時期2015年(商品情報管理システム自体の構築時期)、2020年9月(直近の機能強化時期)