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建築資材の平田タイル、市場動向や顧客ニーズの把握に向けたデータ活用基盤をクラウドで構築
2020年12月29日
建築資材販売の平田タイルは、市場動向や顧客ニーズを把握するためのデータ活用基盤を構築し、2020年5月から運用している。基幹システムが持つデータと外部データを組み合わせて分析する。クラウドサービスを提供した日本オラクルが2020年12月7日に発表した。
建築資材販売の平田タイルは、商品開発および販促活動に必要な市場動向や顧客ニーズの変化を把握するためにデータ活用基盤を刷新した。基幹システムと販売データに、外部データと合わせて分析する。
新データ活用基盤は、すべての部門スタッフが必要なときに、必要なデータを使えるセルフサービス型のデータ分析環境である。社内外のデータを組み合わせた結果、膨大になるデータでも処理時間を気にせず分析できるようになったという。商品の企画開発や販促活動でのデータ活用が進んでいるという。
平田タイルはこれまで、市場動向や顧客ニーズの把握には、基幹システムから抽出した売り上げ、在庫、受発注などの定型レポートや顧客へのヒアリング内容を利用していた。市場やニーズの急速な変化に対応するために、顧客の行動データとの照合にも取り組んだが、データ規模が大きく表計算ツールでは十分に分析できていなかった。
新データ活用基盤は、データウェアハウスの「Oracle Autonomous Data Warehouse」とデータ分析クラウドの「Oracle Analytics Cloud」(いずれも米オラクル製)を使って構築した。データ量が増えても集計・分析の性能が安定していること、機械学習機能を使ったトレンド分析や、顧客の嗜好遷移を多様な軸で分析できることなどを評価した。
企業/組織名 | 平田タイル |
業種 | 製造 |
地域 | 大阪市西区 |
課題 | 市場動向や顧客ニーズをデータに基づき迅速に把握したい |
解決の仕組み | 基幹システムと外部データを組み合わせたデータ分析が可能なデータ活用基盤を構築し、各部門がセルフサービスで分析する |
推進母体/体制 | 平田タイル、日本オラクル |
活用しているデータ | 売上高・在庫・受発注などの基幹データ、顧客の行動データやヒアリング内容など |
採用している製品/サービス/技術 | データウェアハウス「Oracle Autonomous Data Warehouse」、データ分析クラウド「Oracle Analytics Cloud」(いずれも米オラクル製) |
稼働時期 | 2020年5月(データ分析基盤の運用開始時期) |