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ローソン、コンビニの店舗スタッフの確保に短期人材採用サービスを実証実験
ローソンが、コンビニ店舗での急な欠勤などを補うための人材確保に短期の人材マッチングサービスを利用する実証実験を2020年12月12日から開始している。グループの人材派遣会社ローソンスタッフが、関東のローソン500店舗を対象に実施するもので、「手の空いた時だけ勤務したい」といった働き手を活用したい考え。人材サービスを提供するMatchbox Technologiesが2020年12月11日に発表した。
ローソンが、関東の500店舗を対象に実施しているのは、短期の勤務を対象にしたオンラインの人材マッチングサービスの実証実験(図1)。急な欠勤などに伴う人手不足を解消するのが目的だ。グループの人材派遣会社ローソンスタッフが2020年12月12日から2021年2月末まで実験し、検証結果を踏まえて全国に導入する考えだ。
人材採用には、単発のバイトなど短期の人材採用のためのマッチングサービスmatchbox」(Matchbox Technologies製)を利用する。Matchbox Technologiesはローソンスタッフの株式の51%を持つ会社で、残り49%はローソンが出資する。
matchboxでは、コンビニの各店舗が、自身の裁量で求人を出せる(図2)。予定していたシフトに対し急な欠勤などが発生した際に、「手の空いた時だけ勤務したい」といった働き手とのマッチングを図ることで、早期の人材確保を期待する。通常は月末払いの給与を、勤務期間終了後に立て替えて払うこともする。
一般的な人材派遣サービスを利用する場合と比較して、2カ月間で採用コストを20〜35%削減することと、人材不足の発覚から1時間以内に充足できること、雇用から給与の支払いまでの労務作業時間をほぼゼロにすることが目標だ。
matchboxは、マッチング機能のほか、雇用契約・マイナンバー管理・勤怠管理・給与計算・外国人ビザなどの管理機能も持つ。今後は、外国人人材の増加を見据え、習得スキルや業務評価のデータベース化などにより、適正な評価で働ける環境の整備も目指す。
企業/組織名 | ローソンスタッフ |
業種 | サービス |
地域 | 新潟市中央区(本社) |
課題 | コンビニの課題である急な欠勤などの人手不足を解消したい |
解決の仕組み | 店舗の裁量で求人を出せるオンライン人材採用サービスを利用し「手の空いた時だけ勤務したい」といった層を取り込む |
推進母体/体制 | ローソン、ローソンスタッフ、Matchbox Technologies |
活用しているデータ | 求人情報、人材登録情報など |
採用している製品/サービス/技術 | オンライン人材採用サービス「matchbox」(Matchbox Technologies製) |
稼働時期 | 2020年12月12日から2021年2月末(実証実験の期間) |