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アパレル大手のTSIホールディングス、会員顧客のリアル店舗への来店を知らせる仕組みを導入

DIGITAL X 編集部
2021年1月5日

アパレル大手のTSIホールディングスが、会員顧客がリアル店舗を訪れたことを検知するシステムの活用を始めている。オンライン店舗とリアル店舗で顧客データを共有し、行動・購買履歴に基づいてパーソナライズしたマーケティング施策を展開したい考え。システムを提供したクオリカが2020年12月14日に発表した。

 アパレル大手のTSIホールディングスが、リアル店舗とオンライン店舗の双方の会員顧客を対象にしたマーケティング戦略を強化している。その一環で、会員顧客がリアル店舗を訪れたことを検知する仕組みを導入した(図1)。

図1:TSIホールディングスが導入したリアル店舗での来店検知の仕組み

 まずボディケア商品などを扱う「laline(ラリン)」ブランドの28店に2020年8月に導入。同年9月にはセレクトショップの「ROSE BUD(ローズバッド)」ブランドの27店に導入した。会員顧客が持つスマートフォン用アプリケーションと連動し、来店情報と滞在時間を正確に把握する。

 併せて、CRM(顧客関係管理)システムで管理している顧客情報に基づき、リアル店舗の来店者に来店スタンプを発行するなどのサービスをタイムリーに提供できるようにもした。来店スタンプはリアル店舗とオンライン店舗の双方で利用できる。

 来店検知の仕組みには、オフラインデータを管理する「nearME(Retail Engagement)」(Tangerine製)を採用した。店舗にビーコンセンサーを設置し、会員顧客のスマホアプリと連動する。CRMには、「CRM統合プラットフォームサービス」(クオリカ製)を利用する。

 TSIホールディングスは今後、CRMの顧客情報とNearMeによるサービスの連携を進め、リアル店舗とオンライン店舗それぞれでの行動・購買履歴を一元管理し、顧客1人ひとりにパーソナライズしたレコメンデーションなど、オンラインとオフラインを融合したマーケティング施策に活用した考えだ。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名TSIホールディングス
業種流通・小売り
地域東京都港区(本社)
課題リアル店舗とオンライン店舗のそれぞれを訪れる顧客を一元管理し、一体的なマーケティング施策を展開したい
解決の仕組みビーコンを活用し会員顧客の来店を検知する仕組みを導入し、CRMシステムと連携させることで来店スタンプなどを発行する
推進母体/体制TSIホールディングス、クオリカ、Tangerine
活用しているデータスマホアプリとビーコンで取得する会員顧客の来店情報と滞在時間、顧客情報
採用している製品/サービス/技術オフラインデータプラットフォーム「nearME(Retail Engagement)」(Tangerine製)
稼働時期2020年8月(「laline(ラリン)」ブランドの28店舗への導入時期)、2020年9月(「ROSE BUD(ローズバッド)」ブランドの27店舗への導入時期)