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スガノ農機、営業・予実管理のためのデータ活用基盤を構築
2021年1月20日
農業機械メーカーのスガノ農機は、営業管理と予実管理をデータに基づいて実行するためのデータ活用基盤を構築した。そのためのクラウドサービスを提供する日本オラクルが2021年1月13日に発表した。
スガノ農機は、農耕用トラクタに装着する作業機のメーカー。溝掘機などを代理店経由で販売している。今回、商談・営業活動の状況の可視化と、顧客情報の代理店との共有・一元管理を実現するために、データ活用基盤をクラウドサービスを使って構築した。
商談・営業活動の可視化では、営業活動の進捗度合いを営業担当者が特定地域を訪問した回数や受注金額の推移からグラフ化する仕組みを構築した。営業担当者別・製品別・エリア別などで営業活動や売上高を分析してきたが、データに基づく戦略立案といった意思決定プロセスのデジタル化が必要になっていたためだ。
顧客情報の代理店との共有・一元管理では、販売力が高い代理店の一覧や、地域別の売り上げ比較、代理店別の製品売り上げなどを分析したり予測したりできるようにした。
商談・営業活動の状況の可視化には営業支援のクラウドサービス「Oracle CX Sales」(米オラクル製)を、と、顧客情報の共有・一元管理では営業部門向け予実管理クラウド「Oracle Sales Planning and Performance Management」(同)をそれぞれ採用した。
スガノ農機は今後、オラクルのSaaS(Software as a Service)を活用し意思決定プロセスのデジタル化を推進していく。
企業/組織名 | スガノ農機 |
業種 | 製造 |
地域 | 茨城県稲敷郡(本社) |
課題 | 営業活動の見える化および代理店との顧客情報の共有など、データに基づいて意思決定ができるようにしたい |
解決の仕組み | 営業管理と予実管理をデジタル化しデータ分析を可能にする |
推進母体/体制 | スガノ農機、日本オラクル |
活用しているデータ | 営業担当者の特定地域への訪問回数や受注金額など営業に関する情報 |
採用している製品/サービス/技術 | 営業支援クラウド「Oracle CX Sales」、営業部門向け予算管理クラウド「Oracle Sales Planning and Performance Management」(いずれも米Oracle製) |