• UseCase
  • サービス

TIS、縦割りで属人的な営業からの脱却に向け営業支援のクラウドサービスを導入

DIGITAL X 編集部
2021年1月20日

ITサービス大手のTISは、営業改革の一環としてクラウド型の営業支援ツールを2020年12月1日に導入した。顧客を中心にした新しい営業活動モデルの創出を目指す。ツールを提供するマツリカが2021年1月14日に発表した。

営業DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を目的にマツリカが提供するクラウド営業支援ツール「Senses(センシーズ)」を導入した。

 TISは、従来の縦割りで属人的な営業活動を変革し、顧客を中心とした営業活動モデルの創出に取り組んでいる。顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた投資が加速すると見ており、マーケティングおよび営業のためのデータ活用基盤の強化と営業活動の生産性向上を図る。

 そのために今回、新たな営業支援ツールを導入。社内の各部門/組織が獲得した情報を集約し活用できる仕組みを整備した。この仕組みを基盤に市場が望む製品/サービスを開発・提供していく考えだ。これまでは部門ごとに最適化したIT基盤に営業データを蓄積・活用してきたため、新しい製品/サービスの開発や価値提案に結びつけることが難しかったという。

 導入した営業支援ツールは、マツリカが提供する「Senses」。併せて、営業現場が利用するグループウェア「Microsoft365」(米マイクロソフト製)と、マーケティングオートメーションツール「OracleEloqua」(米オラクル製)、および社内基幹システムを、エンタープライズ向けiPaaS(IntegrationPlatform as a Service)の「Workato」(米Workato製)を使って連携している。

 Sensesの採用においては、営業現場での入力負荷や運用コストが低い点と、iPaaSツールとの連携により他システムとの連携が容易で業務フローの効率を高められる点を評価したとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名TIS
業種サービス
地域東京都新宿区(本社)
課題顧客中心の新しい営業活動モデルを作り、営業活動の生産性を高めたい
解決の仕組み営業支援ツールの刷新に併せて、グループウエアやマーケティングオートメーションツール、社内システムを連携させて部門横断型で営業関連データを利用する
推進母体/体制TIS、マツリカ
活用しているデータマーケティングおよび営業活動に伴う情報
採用している製品/サービス/技術クラウド営業支援ツール「Senses(センシーズ)」(マツリカ製)、エンタープライズ向けiPaaS「Workato」(米Workato製)、グループウェア「Microsoft365」(米マイクロソフト製)、マーケティングオートメーションツール「OracleEloqua」(米オラクル製)
稼働時期2020年12月1日