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パナソニック、遠隔からの監視・点検作業の効率をローカル5Gで高める実証実験を開始

DIGITAL X 編集部
2021年1月25日

パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、自社拠点でにおいて遠隔からの監視・点検作業をローカル5Gを使って効率を高める仕組みの実証実験を開始した。2021年1月18日に発表した。

 パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、佐江戸事業場(横浜市)に開設した「ローカル5Gラボ(仮称)」内に、Sub帯域(4.6GHz~4.9GHz)を使うローカル5Gのスタンドアロン(SA)システム環境を構築し、遠隔監視などのためのアプリケーションの実証実験を実施する。

図1:パナソニック システムソリューションズ ジャパンが「ローカル5Gラボ(仮称)」で取り組む実証実験のイメージ

 そのためにローカル5Gのスタンドアロン(SA)システムの実験試験局免許を総務省関東総合通信局から2021年1月13日に取得した。

 実験では、4K/8Kといった高精細映像を無線伝送し遠隔からの監視や点検などの作業効率を高められることを確かめるほか、ロボットなどの新しいデバイスを活用した遠隔制御における通信遅延や接続制御も実験する。複数基地局による電波干渉も検証する。

 ローカル5Gラボでは、工場など現場の実運用に沿った実証実験に取り組み、電波伝搬に関する知見を深めていく。併せて、それらを顧客およびパートナー企業にデモンストレーションとして提示し、ローカル5Gの有用性を体感でるフィールドとしても利用する。

 パナソニックはローカル5Gの取り組みを充実させることで様々な業界の顧客に対してローカルLTE/5G双方の活用を提案する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名パナソニック システムソリューションズ ジャパン
業種製造
地域横浜市(佐江戸事業場)
課題遠隔からの監視や点検など作業効率を高めることでローカルLTE/5Gに関する事業を拡大したい
解決の仕組み自社の事業所内にローカル5G環境を構築し、工場の現場を対象にしたアプリケーションの有効性を検証する
推進母体/体制パナソニック システムソリューションズ ジャパン
活用しているデータ佐江戸事業場内で稼働している機器の監視・点検に関する情報
採用している製品/サービス/技術ローカル5Gスタンドアロン(SA)システム
稼働時期2021年1月13日(ローカル5Gのスタンドアロン(SA)システムの実験試験局免許の取得時期)