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あいおいニッセイ同和損保、社外のWebサイトやアプリ経由で保険を販売するための募集システムを稼働

DIGITAL X 編集部
2021年1月28日

あいおいニッセイ同和損害保険は、社外の事業者が提供するWebサイトやアプリを介して保険の申し込みや変更手続きを完結するための仕組みを構築した。顧客基盤を持つ社外事業者をパートナーに位置付け、オンラインでの保険商品の販売拡大を目指す。2021年1月19日に発表した。

 あいおいニッセイ同和損害保険が構築したのは同社が「デジタル募集基盤」と呼ぶシステム(図1)。Webサイトやアプリケーションを提供しているサービス事業を「パートナー事業者」に位置付け、彼らの顧客に保険を提供するための機能を提供し、オンラインで保険の申し込みや変更手続きを完結できるようにする。非対面で保険を提案・契約できる仕組みとして活用する。同基盤を使った保険商品の第1弾として傷害保険の提供を開始する。

図1:「デジタル募集基盤」を使ってパートナー事業経由で保険商品を販売する

 デジタル募集基盤は、パートナー企業が自身の顧客に保険商品を提案・契約するのに必要な機能をAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)で提供する。例えば、顧客が保険加入済みであれば、登録内容を基にした補償プランを作成し、パートナー事業者ごとにカスタマイズした保険料とともに提示する。

 パートナー事業者は、自身のWebサイトやアプリのCX(Customer Experience:顧客体験)を損なわない形で保険商品を提案できる。複数プランの同時提案や、顧客自身が必要な補償を選択できるプランを提示することも可能だ。埋め込み型にすれば、例えば旅行サイトであれば、予約手続きと同時に、予約用に入力した氏名や住所を使った保険加入が可能になる。

 顧客に最適な保険商品を提案するためのマーケティングデータ分析もデジタル募集基盤からサポートする。

 デジタル募集基盤は、Fintech企業のFinatextが提供する保険クラウド「Inspire」を使って構築した。あいおいニッセイ同和損保の損害保険料と補償内容をInspire上に登録して利用する。コロナ禍で対面営業が難しくなる中、2020年4月に基盤構築プロジェクトを始動。実際のシステム構築はInspireを採用することで2カ月で完了したとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名あいおいニッセイ同和損害保険
業種金融・保険
地域東京都千代田区(本社)
課題非対面で保険商品を販売したい
解決の仕組み保健機能をAPIとして提供できるシステムを構築し、Webサイトやアプリケーションサービスを運営し顧客基盤を持つ事業者をパートナーに位置付け、パートナー事業者経由で販売する
推進母体/体制あいおいニッセイ同和損害保険、Finatext
活用しているデータ保険加入者の情報、保険商品の料金や保障内容、契約に関する情報
採用している製品/サービス/技術保険クラウド「Inspire」(Finatext製)