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成城石井、本社と店舗間の情報共有ツールを統合し全店に導入

DIGITAL X 編集部
2021年2月19日

食品スーパーを展開する成城石井は、本社と店舗の間での情報共有ツールを統合する。店舗運営の実行力の向上と現場の負担軽減を柱とする店舗運営変革の一環だ。情報共有ツールを提供したドリーム・アーツが2021年2月4日に発表した。

 成城石井は、本社と各店舗の間で情報を共有するためのツールを統合し、2021年3月から全186店舗で利用を開始する。情報の確認や店舗オペレーションにかかる店頭スタッフの負担を軽減するのが目的だ(図1)。これまでは、共有する情報に応じて、メールや掲示板、アンケート、eラーニングなど複数のツールを使ってきた。

図1:情報共有ツールの統合で店舗のオペレーション実行力を高める

 成城石井の業務改革室 室長代理の間山 英俊 氏は、「現場が実施すべきことを確実に遂行できる実行力の向上と店舗スタッフの軽減を実現する。付帯業務を圧縮し本来業務に注力することで、顧客の声をしっかりと収集しイノベーション(革新)に活かす」としている。

 導入するのは多店舗オペレーションを支援するクラウドサービス「Shopらん(ショップラン)」(ドリーム・アーツ製)。店舗が実行すべきタスクを自動で整理してトップページに表示したり、ダッシュボードで作業進捗を可視化したりする機能がある。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名成城石井
業種流通・小売り
地域横浜市(本社)
課題本社と店舗の間での情報共有・実行にかかる現場負担を軽減したい
解決の仕組み複数存在していた情報共有ツールを統合する
推進母体/体制成城石井、ドリーム・アーツ
活用しているデータ店舗オペレーションのための指示内容など
採用している製品/サービス/技術多店舗オペレーション支援のクラウドサービス「Shopらん(ショップラン)」(ドリーム・アーツ製)
稼働時期2021年3月