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JR東日本リテールネット、駅ナカのコンビニで無人販売機を実証実験

DIGITAL X 編集部
2021年4月1日

JR東日本リテールネットが駅ナカのコンビニにおいて無人販売機の実証実験を2021年3月16日から開始している。駅中での新たな買い物体験を提供するのが目的だ。2021年3月12日に発表した。

  JR東日本の管内で小売業を展開するJR東日本リテールネットが始めたのは、無人販売機での商品販売の実証実験(図1)。コロナ禍にあって、外出自粛や“3密”の回避などで変化する生活様式に沿った新しい購買体験の提供を目指す。

図1:コンビニ店舗内に設置した無人販売機「MISE-demo」のイメージ

 実験は、同社が展開するコンビニエンスストア「NewDays」の大崎駅、原宿駅、赤羽駅の3店に、無人販売機「MISE-demo」(タッグ製)を設置して実施する(図2)。MISE-demoは、サンプル商品を収納するケースと、商品情報を表示するタッチパネル式のモニターからなる。

図2:実証実験はJR東日本管轄内の3駅で実施する

 顧客は、MISE-demoで商品の実物や詳細を確認した上で、商品のQRコードまたはNFC(近距離無線通信)をスマートフォンでスキャンし購入する。セルフサービスによる接触機会の削減や、省人化が期待できる。

 MISE-demoが用意するパンフレットを持ち帰り、自宅でQRコードをスキャンしてオンラインで商品を購入し、配送を受けたり店頭で受け取ったりもできる。駅ナカの店舗の売り場面積の制限を受けずに各種商品を扱える。店頭に在庫がない商品の自宅配送も可能だ。

 JR東日本リテールネットは今後、MISE-demoを使った新製品のテスト販売やプロモーションなど、他の企業の商品販売も可能になるとしている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名JR東日本リテールネット
業種流通・小売り
地域東京都新宿区(本社)
課題コロナ禍にあって駅ナカのコンビニエンスストアを訪れる顧客に新しい買い物体験を提供したい
解決の仕組みコンビニエンスストアの「NewDays」に無人・無在庫形式で商品を販売する無人販売機を導入する
推進母体/体制JR東日本リテールネット、タッグ
活用しているデータショップ・イン・ショップで販売する商品の情報
採用している製品/サービス/技術無人販売機「MISE-demo」(タッグ製)
稼働時期2021年3月16日(実証実験の開始時期)