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那須ハイランド、水資源の管理にLPWA通信とクラウドサービスを導入

DIGITAL X 編集部
2021年5月10日
約800万平方メートルの敷地をもつ「那須ハイランド」

藤和那須リゾートは総合リゾート「那須ハイランド」における水資源を管理するためにLPWA(Low Power Wide Area)通信とクラウドサービスを導入した。クラウドサービスを提供するアズビル金門が2021年4月23日に発表した。

 「那須ハイランド」は、栃木県那須町にある総面積が約800万平方メートルの総合リゾート。分譲する別荘を対象にした水道は、同地を運営する藤和那須リゾートが経営している。

 東和那須リゾートはこのほど、ハイランド内にある建屋や設備の水道メーターの検針業務と検針結果の管理業務の効率を高めるためにスマートメーターを導入した(図1)。建屋のそれぞれにある水道メーターにLPWA(Low Power Wide Area)規格の無線通信装置を接続し、検針値をクラウド上に収集・管理する。

図1:水資源を管理するクラウドサービスのイメージ

 スマートメーターを利用することで、従業員が巡回してきた検診業務が不要になるほか、積雪などで検針が困難になる冬季でも検針値を得られるようになる。検針頻度も毎日することで、水道使用料金の透明性や信頼性を高めるほか、漏水や盗水の発見、蛇口の閉め忘れなどによる無駄な使用の防止なども期待する。

 藤和那須リゾートは従来、広大な敷地内の建屋や設備にある水道メーターについて、設置場所まで巡回し検針しており、業務労力の削減が課題になっていた。

 検針値の管理にはアズビル金門が提供するクラウドサービスを採用した。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名藤和那須リゾート
業種サービス
地域栃木県那須郡那須町(那須ハイランド)
課題水道メーターの検針にかかる労力削減と、検針の透明性・信頼性の向上や、漏水などの早期発見を可能にしたい
解決の仕組み水道メーターに無線通信装置を接続し使用量を毎日検針する
推進母体/体制藤和那須リゾート、アズビル金門
活用しているデータ水道メーターの検針値
採用している製品/サービス/技術クラウドサービス、LPWA規格の無線通信装置