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オリコ、DXを推進するためのIT組織の構造改革などで日本IBMと共創

DIGITAL X 編集部
2021年5月21日

オリエントコーポレーション(オリコ)は、デジタルトランスフォーメーションの推進に向け日本IBMと共同で検討を進めていく。日本IBMとの共創によりITの構造改革を進め、IT投資の最適化を図る。日本IBMが2021年5月7日に発表した。

 オリエントコーポレーション(オリコ)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためにDX推進の礎として、システムの開発・運用効率を高めるなどITの構造を改革し、IT関連の投資やコストの最適化に乗り出す。市場環境や消費行動が変化するなかで、持続的な競争優位性を確保するためには迅速かつ柔軟な金融サービス/商品の提供と社内業務の高度化・効率化が不可欠と判断した。

 そのために日本IBMと「Strategy IT Partnership」を結び、IT構造に加え、IT組織の構造改革で共創する(図1)。具体策として、システム子会社のシステムオリコに委託しているシステム関連業務を日本IBMに移管することを共同で検討することで基本合意した。

図1:「Strategy IT Partnership」の狙い

 オリコは、2020年3月期からの3カ年中期経営方針において「Innovation for Next Orico」を掲げ、デジタルイノベーションやプロセスイノベーションの実践など6つの基本戦略を打ち出している。

 デジタル活用では、「一歩踏み出そうとしている人を後押しする」という思いを込めたスローガン「かなえる、のそばに。」を加速し、顧客の期待を上回るサービスを提供し顧客の人生を豊かにすることを目指すという。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名オリエントコーポレーション
業種金融・保険
地域東京都千代田区(本社)
課題持続的な競争優位性を確保するために迅速かつ柔軟な金融サービス/商品の提供と社内業務の高度化・効率化を可能にしたい
解決の仕組み日本IBMと共創し、IT構造およびIT組織の構造改革を進める
推進母体/体制オリエントコーポレーション、日本IBM
稼働時期2021年5月(日本IBMとの基本合意の発表日)