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日本郵便、最適な配達ルートを伝えるスマホアプリを全国6000人の配達ドライバーに配布

DIGITAL X 編集部
2021年5月27日

日本郵便は、配達業務の効率を高めるために、最適化を図った配達ルートをドライバーに伝えるためのスマートフォン用アプリケーションの導入を拡大する。2022年3月末までに最大で全国500局、6000人のドライバーに配布する。スマホアプリを提供するCBcloudが2021年5月12日に発表した。

 日本郵便が導入を拡大するのは、配達ルートのナビゲーションなどが可能なスマートフォン専用アプリケーション。走行データをAI(人工知能)で分析して導き出した配車計画を送信することで、配達業務の効率を高めるのが目的だ。

 同システムは2020年6月から試験導入を始め、2020年10月までに約1000人のドライバーが利用している。これまでに、業務の効率化や品質向上に一定の成果を得られたとして対象を拡大する。2022年3月末までに最大で全国500局、6000人のドライバーに提供する。

 利用しているスマホアプリは、「SmaRyu Post」(CBcloud製)。配達ルートのナビゲーションのほか、効率的な積み荷位置の作成、配達先情報および配送状況の管理、電子サインなどの機能を持つ。配車計画の作成には、「Loogia」(オプティマインド製)を利用している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名日本郵便
業種物流
地域東京都千代田区(本社)
課題配達業務における業務効率化およびドライバー不足の課題を解決したい
解決の仕組み効率的な配送計画や配送ルートをAI技術で作成し、配達ドライバーに提供する
推進母体/体制日本郵便、CBcloud、オプティマインド
活用しているデータ積み荷および配送先のデータ、走行データ
採用している製品/サービス/技術配達業務支援アプリ「SmaRyu Post」(CBcloud製)、配車システム「Loogia」(オプティマインド製)
稼働時期2020年6月(試験導入の開始時期)、2022年3月末(最大500局、6000人のドライバーへの提供完了目標)