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ニトリ、リフォーム相談を遠隔から受け付けるオンライン接客を開始

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年6月3日

家具・インテリア販売のニトリは、リフォームに関する相談を遠隔から実施するためのオンライン接客ツールを導入した。顧客は、自宅からリフォームを相談したり、ショールーム内のタブレットを使って他店舗にいる店員に相談したりができる。接客ツールを提供するスピンシェルが2021年5月20日に発表した。

 ニトリの「ニトリのリフォーム」はリフォームを提案するサービス。今回、オンライン接客ツールを導入し、遠隔での相談を受け付け始めた(写真1)。近隣にショールームがない地域の顧客や、混雑時に来店した顧客などへの接客品質を高めるのが狙いだ。2021年5月20日時点で全国16のエリアで提供している。

写真1:「ニトリのリフォーム」で自宅からオンラインで相談する際のイメージ

 オンライン接客を利用する顧客は、Webサイトあるいはショールームに設置されたタブレットを使ってリフォームを相談できる。自宅からなら、PCやスマートフォンのビデオ通話を使って、リフォームしたい部屋の間取りを見せながら、家具の配置や必要な寸法などについてアドバイスを受けられる。リフォーム案が固まった段階で来店し申し込む。

 ショールームを訪れたものの混雑していれば、店頭のタブレットを使って、すぐに対応可能な他店舗の専門スタッフと相談できる。

 オンライン接客ツールには、B2C(企業対個人)用の「LiveCall」(スピンシェル製)を利用している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ニトリ
業種流通・小売り
地域東京都北区(東京本部)
課題リフォーム事業において、ショールームが近隣にない顧客や、混雑時に来店した顧客への接客品質を高めたい
解決の仕組みオンライン接客サービスを導入し、顧客が自宅から相談したり、店頭から他店舗の専門スタッフに相談したりできるようにする
推進母体/体制ニトリ、スピンシェル
活用しているデータビデオ通話の会話および映像
採用している製品/サービス/技術オンライン接客ツール「LiveCall」(スピンシェル製)