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東海カーボン、業務システムの開発を内製化に向けローコード開発基盤を導入
2021年6月10日
炭素製品メーカーの東海カーボンは、業務システム開発の内製化を加速する。そのためにローコード開発基盤を導入した。業務プロセスの変更に伴う外注コストを削減しながらシステム改修にかかる期間を短縮する。開発基盤を提供するドリーム・アーツが2021年5月25日に発表した。
東海カーボンは、業務プロセスの変更に伴う外注コストの削減と、システム改修期間を短縮するために、業務システム開発の内製化を推進する。これまでも開発基盤と簡易ワークフローシステムを使って軽微な修正は内製してきたが、対象範囲を広げる。
内製化を推進するために、ローコードの開発基盤を導入する。まずは情報システム室の業務を対象に2021年3月から同基盤を使った内製を始めている(図1)。内製化する業務システムの範囲を見極めながら、一般業務への適用を検討するという。
情報システム室 室長の齊藤 信浩 氏は、「これまで以上に『自ら変革していける企業』になるためには何が必要なのかを突き詰めて検討した結果、まずは内製化を実現することが重要だと判断した」と話す。
東海カーボンが導入したローコード開発基盤は「SmartDB」(ドリーム・アーツ製)。業務アプリケーションをドラッグアンドドロップなどの操作で開発できるようにする。業務別のテンプレートも用意されている。
齊藤氏は、「多くの大企業における内製化の実績があることや、それらを実現するために必要な機能が充足していることをトライアル検証で確認できたことから導入を決めた」としている。
企業/組織名 | 東海カーボン |
業種 | 製造 |
地域 | 東京都港区 |
課題 | 業務プロセスの変更に伴う外注コストを削減するとともに、システム改修期間の短縮を図りたい |
解決の仕組み | ソースコードを極力書かずに開発できるローコード開発基盤を採用し、業務アプリケーションを内製化する |
推進母体/体制 | 東海カーボン、ドリーム・アーツ |
活用しているデータ | 部門ごとの業務情報 |
採用している製品/サービス/技術 | ローコード開発基盤「SmartDB」(ドリーム・アーツ製) |
稼働時期 | 2021年3月(情報システム室での利用開始時期) |