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沖縄電力、火力発電所の運転状態を可視化するIoT基盤を導入

DIGITAL X 編集部
2021年6月11日

沖縄電力は、火力発電所の運転状態を可視化するIoT(Internet of Things:モノのインターネット)基盤を構築した。収集したIoTデータの分析に取り組む。IoT基盤を提供した三井情報が2021年5月28日に発表した。

 沖縄電力は、沖縄県内の吉の浦・金武・具志川の3カ所にある火力発電所のプラントデータを収集・分析するために、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)基盤を構築した。同基盤で収集するIoTデータの分析に取り組むのが目的だ。

 IoT基盤は、火力発電所の稼働データを収集するためのネットワーク環境とデータ分析用サーバー群からなっている。2021年2月から一部を除き稼働している。

 同基盤で集めたIoTデータは、分析し運用に利用する。分析には、IoTデータ管理用ソフトウェア「PI System(パイシステム)」(米OSIsoft製)を利用する。

 IoT基盤は、三井情報が構築した。セキュアなネットワーク環境と、その構築費用を評価し選定したとする。三井情報は、PI Systemのインテグレーターでもあり、OSIsoftのチームと連携し、PI Systemも導入した。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名沖縄電力
業種公共
地域沖縄県浦添市(本社)
課題火力発電所の運転状態を示すデータを収集し分析したい
解決の仕組みプラントデータを収集するIoT基盤を構築し、IoTデータ管理ソフトウェアを導入する
推進母体/体制沖縄電力、三井情報、米OSIsoft
活用しているデータ火力発電所の運転で生じるプラントデータ
採用している製品/サービス/技術プラントデータを収集するIoT基盤(三井情報が構築)、IoTデータ管理ソフトウエア「PI System」(米OSIsoft製)
稼働時期2021年2月(IoT基盤の稼働時期、一部を除く)