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青森市、「あおもりヘルステックセンター」開設し健康データを分析へ

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年6月11日
写真1:「あおもりヘルステックセンター」開所式の様子

青森市は、市民の健康寿命延伸に向けた健康づくりの拠点「あおもりヘルステックセンター」を2021年5月31日に開設した。健康データの分析や、見守りサービスの提供を目指す。プロジェクトに参画するフィリップス・ジャパンが同日に発表した。

 「あおもりヘルステックセンター」は、市民の健康寿命延伸を目的に、青森市立浪岡病院内に開設された施設。青森市の「健康まちづくり事業」を通じて蓄積した健康データの分析と、見守りサービスの運用拠点になる。

 青森市では2020年度から、MaaS(Mobility as a Service)を使った高齢者や働き盛り世代を対象にしたヘルスチェックサービスや、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を使った高齢者・在宅患者の見守りサービスを提供してきた。

 今後も、医療・健康に関する市民の需要を分析したうえで、医療・健康につながるサービスを産官学が連携する「あおもりヘルステックコンソーシアム」を軸に企画・推進していく。

 あおもりヘルステックコンソーシアムは、2019年2月にフィリップス・ジャパンと結んだ「ヘルステックを核とした健康まちづくり連携協定」による事業を推進するために設立。2021年5月29日からは青森県立保健大学が参画し、三者で連携協定結んでいる。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名青森市
業種公共
地域青森市
課題市民の健康寿命延伸を図りたい
解決の仕組み健康データを分析したり、見守りサービスを提供する
推進母体/体制青森市、フィリップス・ジャパン、青森県立保健大学
活用しているデータ市民の健康データ、見守りサービスのデータなど
採用している製品/サービス/技術MaaS、IoT
稼働時期2021年5月31日(あおもりヘルステックセンターの開設日)