• UseCase
  • 流通・小売り

イオン九州、電子棚札システムを福岡と長崎の計3店舗に導入

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年6月28日

イオン九州は店舗業務の負荷を軽減するために、値札を電子ペーパーに置き換えた電子棚札システムを福岡県の2店舗と長崎県の1店舗で2021年4月12日から運用している。システムを提供する凸版印刷が2021年6月9日に発表した。

 イオン九州は、福岡県の2店舗と長崎県の1店舗で、電子棚札システムを2021年4月12日から導入し、売り上げへの影響を検証している(写真1)。紙の値札を電子ペーパーに置き換えることで、値札を手作業で貼り換える作業負荷の軽減や、売価が一致しない変更ミスの削減を期待する。

写真1:電子ペーパーを使った値札の表示イメージ

 導入したのは「トッパン電子棚札システム」(凸版印刷製)。POS(販売時点情報管理)システムに登録した売価と連携し、商品価格を表示する(図1)。データはNFC(近距離無線通信)を使ってを更新する。

図1:「トッパン電子棚札システム」を使って値札管理のイメージ

 電子棚札には、白・黒・赤で表示できる電子ペーパーを採用している。日本語の表示に適したレイアウトやフォント、デザインで表示ができるという。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名イオン九州
業種流通・小売り
地域福岡県および長崎県(イオンの店舗)
課題値札を手作業で差し替える作業負荷と、売価不一致のミスとを削減したい
解決の仕組み電子棚札システムを導入し、POSシステムと連携して値札を更新する
推進母体/体制イオン九州、凸版印刷
活用しているデータPOSシステムの商品・価格データ
採用している製品/サービス/技術「トッパン電子棚札システム」(凸版印刷製)
稼働時期2021年4月12日(福岡県の2店舗と長崎県の1店舗への導入時期)