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NTT東日本、出展スペース貸し出すカフェを東京・渋谷に開き顧客の購買・行動データを活用へ

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年7月1日

NTT東日本は東京・渋谷で2021年7月1日、デジタル技術を取り入れたカフェをコネクテッドコマースと共同でオープンする。同カフェを訪れた顧客の購買・行動データを、商品開発や販売戦略、安心・安全な店舗空間づくりに利用するという。2021年6月14日に発表した。

 NTT東日本が開設する「AZLM CONNECTED CAFE(エイゼットエルエム・コネクテッド・カフェ)渋谷地下街店」(以下、AZLM)は、全国から集めた地域特産品の展示と、コーヒーや軽食を提供する店舗。幅25cm×奥行15cm×高さ20cmの展示スペースを約300用意し、1スペースを月額3万3000円(税込)で「JOIN member」と呼ぶ商品出展者に提供する。出展者はAZLM事務局が審査する。

図1:「AZLM CONNECTED CAFÉ」の店舗イメージ

 店頭の展示品は、その場でECサイトからオンラインで購入できる。タブレットやパーソナルロボットを使ったリモートでの接客や店舗案内や、「Amazon Alexa」による音声注文、「Amazon Pay」によるキャッシュレス決済などの仕組みを取り入れた(図2)。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、サーマルカメラ(テルウェル東日本製)を設置する。

図2:AZLMは出展者「JOIN member」と顧客を結び付ける

 店内の行動データから、来店者の流れや展示品への興味・関心などを匿名化したうえで解析し、購買傾向などをJOIN memberにフィードバックする(図3)。JOIN memberは商品開発や販売戦略の立案などに利用できるとする。NTT東日本らは、安心・安全な店舗空間づくりに利用する。

図3:AZLMではオンラインとオフラインの購買体験を提供する

 AZLMの実現では、NTT東日本が店舗のデジタル環境の構築と、データ解析およびAI(人工知能)技術の基盤を提供。店舗運営はコネクテッドコマースが担当する。

 両者は今後、AZLMを百貨店や駅ビルなどにフランチャイズ形式で展開し、2031年までに全国2000店の出店を目指す。将来的には、車やアパレルなどを展示できる大型店の出店も計画する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名NTT東日本
業種サービス
地域東京都渋谷区(AZLM CONNECTED CAFE(エイゼットエルエム・コネクテッド・カフェ)渋谷地下街店)
課題コロナ禍にあって、デジタル技術を使った新たな購買体験を実現し、安心・安全な店舗を実現し、フランチャイズ展開したい
解決の仕組みECサイトと連動して、その場で展示品を購入可能にしたり、店内の行動データなどから商品開発や販売戦略立案に取り組めたりする店舗環境を提供する
推進母体/体制NTT東日本、コネクテッドコマース、テルウェル東日本
活用しているデータ店舗での行動データやECサイトでの購買データなど
採用している製品/サービス/技術データの収集・解析およびAI技術の基盤(NTT東日本製)、「Amazon Pay」および「Amazon Alexa」(米Amazon.com製)、サーマルカメラ(テルウェル東日本製)
稼働時期2021年7月1日(店舗のオープン日)