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セブン-イレブン、ネットコンビニ事業で配送マッチングサービスと連携

DIGITAL X 編集部
2021年7月14日

セブン-イレブン・ジャパンは、店頭で販売する商品を配送する「セブン-イレブンネットコンビニ」事業において、配送マッチングサービスを導入した。同サービスに多数登録する提供する軽貨物のドライバーとのマッチングを図り、配送体制を強化する。マッチングサービスを提供するCBcloudが2021年6月28日に発表した。

 「セブン-イレブンネットコンビニ」は、コンビニ店頭で販売している商品の注文をネットで受け付け、最短30分後に顧客が指定した場所に届けるサービス。2021年6月時点では北海道、東京都、広島県にある約370店で提供している。

 今回、配送体制を強化するために、配送ドライバーのマッチングサービスを導入した。具体的にはドライバーのマッチングサービス「PickGo」(CBcloud製)が2021年6月28日に公開したAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)サービス「PickGo配送API」との連携を図った(図1)。

図1:小売店と「PickGo」のAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)連携のイメージ

 この連携によりセブン-イレブンは、ネットコンビニで受けた注文依頼から、店舗近辺にいるPickGoに登録する配送ドライバーとのマッチングを図り、配送を依頼する。API連携に向けたPoC(概念実証)を2021年2月から実施してきた。

 CBcloudによれば、PickGoに登録する軽貨物のドライバーは2万8000人を超え、マッチング率の高さと緊急性の高いオンデマンド配送を強みにする。サービスの価値向上に向けて配送パートナーを探していたセブン-イレブンと、ドライバーの価値向上を指向していたCBcloudの思惑が一致し、API連携を開始したという。

 セブン-イレブンはPickGoとの連携を生かし、ネットコンビニサービスの導入店舗の拡大を目指す。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名セブン-イレブン・ジャパン
業種流通・小売り
地域東京都千代田区(本社)
課題ネットコンビニのサービス価値を高めるためオンデマンドの配送体制を強化したい
解決の仕組み多数のドライバーが登録するマッチングサービスとのAPI連携を図り店舗近隣にいる配送パートナーが配送できるようにする
推進母体/体制セブン-イレブン・ジャパン、CBcloud
活用しているデータセブン-イレブンネットコンビニを利用する顧客の注文情報、PickGoに登録しているドライバーの現在位置情報など
採用している製品/サービス/技術配送マッチングサービスのAPI「PickGo配送API」(CBcloud製)
稼働時期2021年6月28日(API連携日)