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西部ガス、健康行動に応じて付与する社内ポイントを社外の飲食店で利用できるサービスを実証実験

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2021年7月15日

西部ガスホールディングスは、健康行動に応じて付与する社内ポイントを、地域の飲食店でも利用できるサービスの実証実験を2021年7月1日に開始した。自社の健康経営と近隣飲食店支援の両立を目指す。2021年6月30日に発表した。

 西部ガスホールディングスが実験するのは、社員の健康行動に応じて付与する社内ポイントを地域の飲食店で利用可能にするサービス(図1)。社員の健康意識を高め健康経営を実現すると同時に、社外の飲食店の利用をうながすことで地域の活性化につなげたい考え。

図1:健康行動に応じて付与した社員ポイントを飲食チケットに交換し、地域の飲食店で利用可能にする

 社内ポイントは、社員のウォーキングや階段利用、体重管理などの健康増進行動に対して付与する。従業員は、社内ポイントを飲食チケットに交換し、対象の飲食店で利用する。実験には、西部ガスグループと、今回利用するサービスを提供する凸版印刷の一部従業員、および福岡市内の一部飲食店が参加する。

 利用するサービスは、凸版印刷が社員の福利厚生用に提供するアプリケーション「たまると」と、フードテックベンチャーのGigiが社食チケットサービスとして提供する「びずめし」。Gigiは、飲食店の登録も担当している。

 実証するサービスは今後、コロナ禍におけるリモートワークへの移行により社員の健康状態の把握や福利厚生面などで課題を感じている企業と、時短営業等で影響を受けている飲食店を対象に展開したい考えである。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名西部ガスホールディングス
業種サービス
地域福岡市(本社)
課題リモートワークで運動不足になりがちな社員の健康意識を向上させるとともに、地域の飲食店の経営を支援したい
解決の仕組み社員の健康活動に応じて付与する社内ポイントを、地域の飲食店で使える飲食チケットに交換できるようにする
推進母体/体制西部ガスホールディングス、凸版印刷、Gigi
活用しているデータ社員の健康活動の記録、加盟する飲食店の情報
採用している製品/サービス/技術福利厚生アプリ「たまると」(凸版印刷製)、社食チケットサービス「びずめし」(Gigi製)
稼働時期2021年7月1日(実証実験の開始時期)