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日本フルハーフ、トレーラーの位置を管理するIoTシステムを発売

DIGITAL X 編集部
2021年8月12日

トレーラーなどを製造・販売する日本フルハーフが、運送事業者を対象にトレーラーの位置を取得・管理するためのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)システムを発売した。富士通フロンテックと開発した。2021年7月26日に発表した。

 トレーラーやコンテナなどを製造・販売する日本フルハーフの「FRUEHAUF CONNECT」は、トレーラーの位置を管理するためのIoT(Internet of Things:モノのインターネット)システム。運送事業者は、トレーラーの保管場所や走行履歴などをスマートフォンやPCを用いてWeb画面で確認でき、トレーラーの稼働・点検管理の効率を高められる(図1)。

図1:トレーラ位置管理システムの概要

 トレーラーの稼働管理における課題は、トレーラー自身は電源を保有しておらずGPS(全地球測位システム)センサーの利用が難しいこと。そこでFRUEHAUF CONNECTでは、富士通フロンテックが開発した低消費電力型GPS端末をトレーラに搭載することでGPS情報の受信を可能にした(図2)。

図2:低消費電力型GPS端末(富士通フロンテック製)の外観

 富士通フロンテック製のGPS端末は、トレーラーを牽引中の振動や衝撃に耐えるJASO規格を満たす堅牢性を持つ。長期間の使用を可能にするために、運用形態に合わせて2種類の送信モードを搭載した。

 GPS端末の情報は、富士通フロンテックが提供するクラウドに送られ、クラウド上で現在位置などを可視化する。位置情報を基に、長期停車や速度超過を管理者にメールで通知する機能も持つ。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名日本フルハーフ
業種製造
地域神奈川県厚木市(本社)
課題トレーラーの顧客が実施している保管場所や走行履歴の管理業務を容易にしたい
解決の仕組み低消費電力型のGPS端末をトレーラーに搭載し、位置情報をクラウド上で管理・可視化する
推進母体/体制日本フルハーフ、富士通フロンテック
活用しているデータトレーラの位置情報など
採用している製品/サービス/技術低消費電力型のGPS端末およびセンサープラットフォーム(いずれも富士通フロンテック製)
稼働時期2021年7月26日(システムの発売日)