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サブスでの利用状況を管理するクラウドサービスの最新機能、日本オラクルが提供開始

DIGITAL X 編集部
2021年8月18日

サブスクリプションモデルで提供するサービスの利用状況を管理するためのクラウドサービスの最新機能を日本オラクルが2021年7月29日から国内で提供している。更新率を高めるなどで顧客との長期的な関係を構築し、経常収益の拡大を支援できるという。同日に発表した。

 日本オラクルが提供する「Oracle Subscription Management」は、サブスクリプション型のビジネスモデルで展開するサービスの利用状況から、解約につながる問題を把握・対処し、CX(Customer Experience:顧客体験)を高めることを支援するためのクラウドサービス。契約更新率の向上に寄与できるとする。

 最新機能として(1)解約(チャーン)可能性予測、(2)サブスクリプション・レポート、商取引のセルフサービス・サブスクリプション、(4)サービスロジスティクスとの統合の4つを提供する。

 解約可能性の予測では、AI(人工知能)と履歴から読み取れる指標を使って、解約の主要な原因を特定する。営業担当者は、契約更新に影響する可能性がある問題を特定し、顧客維持のための対策を打てる。更新率の最適化に必要な全情報が「サブスクリプション・ダッシュボード」に表示される。

 サブスクリプション・レポートは顧客への販売活動をより詳細に分析するための情報群。月間経常収益(MRR)別の上位顧客と製品や、最も頻度の高い製品のアップグレードやダウングレード、顧客/製品別の年間経常収益(ARR)と合計契約金額(TCV)、顧客別の平均収益などがある。

 セルフサービス・サブスクリプションは、顧客自身がサブスクの内容を管理するための機能。CXを高めつつ企業側の管理コストを削減できる。

 サービス・ロジスティクスとの統合は、フィールドサービス技術者を対象に、担当顧客の契約内容を現場で確認可能にする機能。現場で、特価や割引を提案できるようになるという。