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中部電力グループ、データアナリティクス事業をアクセンチュアとの協業で推進

DIGITAL X 編集部
2021年8月25日

中部電力グループがデータアナリティクス事業を推進する。そのためにアクセンチュアと協業する。2021年2月に設立したデータアナリティクスの新会社TSUNAGU Community Analyticsの事業展開をアクセンチュアが支援する。アクセンチュアが2021年8月10日に発表した。

 中部電力グループは、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みにおいて、データアナリティクス事業におけるグループ内の業務変革と新規事業の創出を目指している。その中核組織となるのが2021年2月に設立したTSUNAGU Community Analyticsだ。

 TSUNAGU Community Analyticsは、中部電力が70%、中電シーティーアイが20%、中部電力パワーグリッドが5%、中部電力ミライズが5%をそれぞれ出資する。2021年4月1日からデータアナリティクス事業を開始している。

 事業の1つは、データ主導による中部電力グループの経営の可視化や業務の効率化。中部電力グループが保有する様々なデータを分析する。

 もう1つが、顧客体験を起点とした新規事業の創出だ。中部圏内を中心に生活インフラを提供している自治体や教育機関、種々のサービス事業者とのデータ連携も進める。

 これら事業を推進するためにアクセンチュアと協業する。データ分析のためのテクノロジー面からの支援のほか、顧客体験の向上やエコシステムの形成、人材育成なども支援する。人材育成では、データアナリティクスなどデジタル領域に関する実践形式のトレーニングを提供する。

 将来的には、TSUNAGU Community Analyticsと中部圏地域の大学やベンチャー企業などとの相互連携の推進役もアクセンチュアが担う。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名中部電力グループ
業種公共
地域名古屋市栄区(TSUNAGU Community Analyticsの本社)
課題中部電力グループの業務変革と新規事業創出においてデータアナリティクスを中核に位置付けたい
解決の仕組みアクセンチュアと協業し、データアナリティクスに関する技術や知見の提供を受け、事業化を推進する
推進母体/体制中部電力グループ、TSUNAGU Community Analytics、アクセンチュア
活用しているデータ中部電力グループが保有する様々なデータや、外部が持つデータ
採用している製品/サービス/技術データアナリティクスに関する技術(アクセンチュアが提供)
稼働時期2021年4月1日(TSUNAGU Community Analyticsのアナリティクス事業の開始日)