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企業でのデータ収集から管理、分析までを支援するサービス、日商エレが開始
企業のデータ活用に向けて、データの収集から管理基盤の構築、分析までを支援するサービスを日商エレクトロニクスが2021年8月10日に開始した。社内にあるデータやクラウド上にあるデータをパブリッククラウド「Microsoft Azure」に統合し実現する。同日に発表した。
日商エレクトロニクスの「データ活用支援サービス」は、社内外に分散するデータをデータ管理基盤統合し、分析・可視化までを支援するサービス(図1)。データ管理基盤にはパブリッククラウド「Microsoft Azure」を利用し、日商エレのAzureのエンジニアやデータサイエンティストなどが、利用企業の状況に合わせて対応する。
データ活用支援サービスは、(1)データ取り込み、(2)データ活用基盤構築、(3)データ分析の3つのサービスからなる。データ取り込みでは、オンプレミスやクラウドなどに分散する構造/非構造データを「Azure Data Lake」に統合する。
データ活用基盤構築では、Azure Data Lakeに統合したデータを分析できるように整備する。データ結合や、異常値や空白といったデータを処理し、データ品質を確保する。
データ分析では、Azure上でのデータ分析をデータサイエンティストが支援する。要件に合わせて、例えば不正検知のルール設定や売上拡大につながるマーケティング施策の分析などを実施する。
日商エレによれば、企業のデータ活用ニーズが高まる一方で、各所に分散するデータを統合し分析・可視化するために必要な技術を持つ人材を十分に確保できていない。
データ活用支援サービスの料金は、データ取り込みは初期構築費が110万円(税込、以下同)から、月額保守費用が22万円から。データ活用基盤構築とデータ分析はそれぞれ初期構築費が330万円から、月額保守費用が22万円から。データ分析におけるデータサイエンティストの費用は別途見積もりになる。