中外製薬、データサイエンティストの社内育成に向けたディープラーニング講座を開設

　中外製薬は、デジタルトランスフォーメーション（DX）に向けたビジョン「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」のもと、自社内でデジタル人材を育成するための教育コース「CHUGAI DIGITAL ACADEMY」を開設している。

　今回、データサイエンティストを育成するために学習難易度が高いディープラーニング（深層学習）に関する講座を開設した（図1）。医療・ヘルスケアに特化した形で提供する。

図1：ディープラーニング講座では、学習の全体像を示したうえで、各講座の位置付けを明確にする

　中外製薬 執行役員 デジタル・IT統轄部門長の志済 聡子 氏は、「ヘルスケア産業では様々な分野でデータ分析やAI（人工知能）の活用が期待されており、データの高度な解析技術をはじめとした専門スキルを有する人財育成が重要な課題となっている」と講座開設の目的を話す。

　ディープラーニング講座として、AI（人工知能）人材育成ための教育などを手掛けるスキルアップAIが提供するカリキュラムを採用した。