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ダイエー、レジなしのウォークスルー店舗をオープン
ダイエーは2021年9月1日、QRコードで入店しレジでの精算がないウォークスルー店舗を、同店での決済サービスを提供するNTTデータの社内(東京・江東区)にオープンした。2021年8月30日に発表した。
ダイエーの「CATCH&GO」は、NTTデータ社内(東京・江東区)にオープンしたウォークスルー店舗の実証店舗(図1)。新たな購買体験の利用者の反応と購買機会の増大、および従業員のレジ作業や商品補充、発注作業の効率化に向けた運用などを検証し、本格運用へつなげたい考えだ。
店舗の広さは約37平方メートルで、ウォークスルー店舗としては国内最大規模という。ここに、冷凍食品など約600品目をそろえる。弁当など賞味期限が短い商品については、見切り販売をスマホアプリで通知し、人手をかけずに購買機会を増やすとともにフードロスの削減にもつなげる。
CATCH&GOでは、利用者は、決済手段を指定したQRコードで入店し、手に取った商品をレジでの精算手続きなしに購入できる。利用者は専用アプリをインストールしたスマートファンを使って入店し、事前登録したクレジットカードで決済する。手にした商品は、店内に設置したカメラと商品棚の重量センサーによって認識する(図2)。
店舗システムにはNTTデータが提供する「Catch&Goサービス」を利用している。店舗のデータは、中国Cloudpickと提携し解析する。ただし利用者の個人情報は日本国内にあるデータセンターで管理する。
ダイエー/NTTデータによれば、少子高齢化の進行を背景に、流通/サービス業では業務の効率を高めることが求められている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けて、非対面・非接触で買い物を済ませたいという消費者のニーズが高まっている。
企業/組織名 | ダイエー |
業種 | 流通・小売 |
地域 | 東京都江東区(ウォークスルー店舗を設置したNTTデータ社内) |
課題 | 業務の効率化および非対面・非接触で買い物を済ませたいという消費者ニーズに応えたい |
解決の仕組み | レジ精算なしに商品を購入でいるウォークスルー店舗を開設する |
推進母体/体制 | ダイエー、NTTデータ |
活用しているデータ | カメラ撮影および従量センサーによる店頭商品の情報、来店者が事前登録したクレジットカードの情報など |
採用している製品/サービス/技術 | ウォークスルー店舗用システム「Catch&Goサービス」(NTTデータ製) |
稼働時期 | 2021年9月2日 |