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ローソン、店舗・商品・顧客を一元管理する情報系システムを刷新

DIGITAL X 編集部
2021年10月29日

ローソンは、店舗・商品・顧客に関する情報を一元管理し、データ分析に利用する情報系システムを刷新した。ビジネス環境の変化に迅速かつ柔軟に対応するとともに、システムの運用・保守の効率化・最適化を図る。システムを提供するSAS Institute Japanが2021年10月21日に発表した。

 ローソンが刷新したのは、店舗や商品、顧客に関する情報を一元的に管理・分析するためのデータ分析基盤。社内外にあるデータから必要なデータを取り込み、非構造化データを含めた分析を可能にした。特に、業務目的によって「分析したいタイミング」や「必要なデータ」が異なることから、それぞれに「最適なタイミング」で分析できる仕組みを構築した。

 そのために大量・多様なデータを扱えるようシステムの拡張性も高めたほか、機械学習(Machine Learning:ML)などの利用も可能にし、分析の高度化を図っている。

 これまでもローソンはデータ分析基盤の整備を進めてきた。だが、ニーズが多様化するとともに、データ量やデータの種類が継続的に増加する中では、分析に使用するデータの鮮度が重要になっている。データの収集・分析にかかる処理時間の短縮を目的に、システム刷新を決めたという。システムの運用・保守面でも今後の運用強化を見据えたとしている。

 新しい情報系システムには、米SAS Institute製品を複数組み合わせている。SAS Enterprise Guide、SAS Office Analytics、SAS Add-in for Microsoft Office、SAS・ACCESS SOFTWAREなどだ。刷新に当たりSASのコンサルティングサービスやマイグレーションサービスも使用した。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ローソン
業種流通・小売り
地域東京都品川区(本社)
課題ビジネス環境の変化に迅速かつ柔軟に対応するためには、鮮度の高いデータの分析が必要であり、そのためのデータ収集や分析にかかる処理時間を短縮する必要がある
解決の仕組み社内外にあるデータから必要なデータを取り込み、機械学習などを加えた高度な分析が可能なデータ分析基盤を構築する
推進母体/体制ローソン、SAS Institute Japan
活用しているデータ店舗、商品、顧客に関する情報
採用している製品/サービス/技術SAS Enterprise Guide、SAS Office Analytics、SAS Add-in for Microsoft Office、SAS・ACCESS SOFTWARE、コンサルティングサービス、マイグレーションサービス(SAS Institute Japanが提供)
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