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現代自動車と起亜自動車、自動車開発のデジタルツイン構築に向けシーメンスを技術パートナーに

DIGITAL X 編集部
2022年1月27日

韓国の現代自動車と起亜自動車は、自動車開発を包括的にカバーするデジタルツインの構築を目的に、米シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアと技術パートナーシップを結んだ。シーメンス製ソフトウェアを導入し、次世代の自動車設計手法の確立を目指す。シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアが2021年11月29日(米国時間)に発表した。

 現代自動車と起亜自動車は、自動車開発のためのデジタルツインを構築する。次世代の設計手法を確立しカスタムソリューションを開発できるようにするのが目標だ。

 構築するデジタルツインとしては、生産から購買、パートナー会社の研究開発までを含めた自動車開発のライフサイクル全般、および関連するすべてのプロセスやアクティビティを統合的にとらえたものを目標にする。

 そのために3D(3次元)CAD(コンピューターによる設計)ソフトウェアとPLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアを一新する。CADとPLMの両環境を構築する技術パートナーとして独シーメンス傘下のソフトウェアベンダー、米シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアを選択した(写真)。CADソフトウェアとして「NX」を、PLMとして「Teamcenter」を採用し、現行システムを置き換える。他分野でも同社製品を優先的に導入する。

写真:現代自動車/起亜自動車は米シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアと技術パートナシップを結んだ

 現代自動車の研究開発部門責任者であるAlbert Bierman氏は、「設計とPLMの中核にNXソフトウェアとTeamcenterポートフォリオを採用することで、当社の作業環境は新たな段階を迎えます。そこから自動車開発の未来へ飛躍する道筋が開けます。これが現代自動車にとって大きな変革の始まりであり、重要な変換点となるのは間違いありません。信頼できるパートナーであるシーメンスと相互に協力し、チームワークを通じて目標の達成に取り組んでいきます」と話す。

 シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、ソフトウエアの提供に加え、現代・起亜のサプライチェーン全体を対象に、シーメンス製ソフトウェアを効率的に利用・運用するための利用技術および目的に特化したトレーニングを提供する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名現代自動車、起亜自動車
業種製造
地域韓国ソウル(本社)
課題自動車開発を包括的にカバーするデジタルツインを構築し、次世代のエンジニアリング環境およびプロダクトデータ管理環境を構築したい
解決の仕組み独シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアを戦略的なパートナーとして選定し、次世代データ管理および設計管理ソリューションとして同社のソフトウエアを採用する
推進母体/体制現代自動車、起亜自動車、米シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア
活用しているデータ生産から購買、パートナー会社の研究開発までを含めた自動車開発のライフサイクル全般で発生するデータ
採用している製品/サービス/技術3次元CADソフトウェア「NX」とPLMソフトウェア「Teamcenter」(米シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア製)
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