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D2Cブランドのyutori、サプライヤーとの情報共有や商品調達の効率化に向けPLMシステムを導入

DIGITAL X 編集部
2022年5月18日

D2C(Direct to Consumer)ブランドを手がけるyutoriは、サプライヤーとの情報共有と商品調達プロセスの効率化を図るのを目的に、PLM(Product Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理)システムを導入する。PLMシステムを提供する米Centric Software日本法人が2022年2月15日に発表した。

 yutoriは10~20代の若年層をターゲットにD2C(Direct to Consumer)ブランドを手がける企業。商品は繊維商社などのサプライヤーと共同で開発する。今回、サプライヤーとの円滑な情報共有と商品調達プロセスの効率化を図るため、PLM(Product Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理)システムを導入し、商品開発から素材管理、調達管理、進捗管理までをワークフローとして管理する。

 同社は事業の急成長に伴いサプライヤーの数も増えており、ビジネスプロセスの効率を高めることが急務になっている。加えて将来的な上場を見据えると、内部統制の強化とデータ整備を進める必要がある。これまでは、商品の企画や見積もり、発注、納品に関するデータは、メールや表計算ソフト、チャットなど種々のツールを使ってやり取りしていた。

 同社COO(Chief Executive Officer:最高執行責任者)の瀬之口 和磨 氏は、「システムの本格稼働はこれからだが、取引記録やサプライヤーとのコミュニケーションを追跡する機能により、従来の運用で発生していた属人的エラーを排除し、リスクを抑えた運用が可能になる。商品計画から調達までを一貫して業務遂行できるようになると期待する」と述べる。

 PLMシステムには、ファッション業界向けの「Centric PLM」(米Centric Software製)を採用した。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名yutori
業種流通・小売り
地域東京都渋谷区(本社)
課題事業の急成長とサプライヤー数の拡大に伴い、ビジネスプロセスの効率化が急務なうえ、将来の上場を見据えれば内部統制の強化とデータ整備を進める必要がある
解決の仕組み商品計画から調達までの業務をPLMシステムでワークフローとして管理する
推進母体/体制yutori、米Centric Software日本法人
活用しているデータ商品の企画、見積もり、発注、納品に関するデータなど
採用している製品/サービス/技術Centric PLM(米Centric Software製)
稼働時期--