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ボルボ、世界各国のEV開発チームを連携するために3Dデータの共有基盤を導入へ

DIGITAL X 編集部
2024年12月4日

スウェーデンのボルボ・カーズは、世界各国にあるEV(電気自動車)開発チームの連携を図るために、3D(3次元)CAD(コンピューターによる設計)データの共有基盤の導入を決めた。品質向上や部品の再利用などを図り市場対応力を強化する。共有基盤を提供する仏ダッソー・システムズの日本法人が2024年11月22日に発表した。

 スウェーデンのボルボ・カーズが導入を決めたのは、3D(3次元)CAD(コンピューターによる設計)データの共有基盤。EV(電気自動車)の設計・開発に携わる世界各国のチームが3Dデータを共有することで、エンジニアニングなど各工程にかかる時間の短縮やコストの削減を図りながら、製品の市場対応力を強化するのが目的だ。

 今後は、CADデータのほか種々のシステムが持つデータを移行する仕組みを構築し、新基盤上で一元管理する。それにより、品質の向上や部品の再利用、課題の管理、妥当性の確認、検証サイクルおよび要件定義の改善、工程のトレーサビリティの強化などを期待する。

 共有基盤には、仏ダッソー・システムズ製の「3D EXPERIENCEプラットフォーム」を採用した。EVと内燃機関の両方の開発を支援する「Efficient Multi-Energy Platform」や、モジュール型の車両設計を支援する「Global Modular Architecture」なども導入する。ボルボは、これまでにダッソー製3D CADソフトウエア「CATIA」を導入していた。

 ダッソー・システムズによれば、自動車業界では電動化やコネクテッド化、自動運転車への注力が加速し、先進的な製品を迅速に市場に提供できる体制づくりが求められている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名スウェーデンのボルボ・カーズ
業種製造
地域スウェーデン・イエーテボリ(本社)
課題EVの開発力を高めるために世界各国にある開発チーム間の連携を図りたい
解決の仕組み3D CADデータを共有できる基盤を構築し、開発チーム間でデータを共有し、各種意思決定を進める
推進母体/体制ボルボ・カーズ、仏ダッソー・システムズ
活用しているデータEVの設計・開発のための3D CADデータなど
採用している製品/サービス/技術3D CADデータの共有基盤「3D EXPERIENCEプラットフォーム」(仏ダッソー・システムズ製)、EVと内燃機関の両開発の支援ツール「Efficient Multi-Energy Platform」(同)、モジュール型車両設計の支援ツール「Global Modular Architecture」(同)
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