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東京エレクトロン、サポート品質の向上に向け顧客対応履歴などをグローバルで統一へ

ANDG CO., LTD.
2025年4月3日

半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンは、サポート業務の品質向上を目的に、顧客対応履歴などをグローバルに標準化を図り共有する。既に日米において運用を始めており、欧州とアジア地域に展開していく。これまでは各地域が個別システムで管理してきた。システム導入を支援する日立ソリューションズが2025年3月18日に発表した。

 半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンが、営業部門を対象にクラウド型CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)システムの導入を進めている。製品ラインアップの充実やサービス提供地域の拡大するなかで、顧客対応情報をグローバルに共有し統一的なサポート体制を確立するのが目的だ。

 サポート品質の向上において同社は、2016年からフィールドサポート部門にCRMシステムを導入し保守データを管理してきた。新しいクラウド型CRMシステムは、そのフロントエンドシステムの位置付けで、営業部門と共有する。同社は、製品サポートには装置そのものと同様の価値があると考えており、両部門の連携により、営業とフィールドサポートが一体化したサービスの提供を目指す。

 クラウド型CRMシステムは2023年10月に導入を開始し、これまでに日本27拠点と米国拠点への導入を終えた。今後はヨーロッパとアジア地域への導入を進め、世界60拠点に展開する。

 システム展開に合わせて、顧客からの問い合わせや取引内容、サポート履歴といった顧客対応情報の標準化をグローバルに進める。顧客対応情報は従来、地域ごとに独自のシステムで管理していた。今後は、各種の知見やノウハウをグローバルに共有し、顧客対応速度を高めたい考えである。

 併せてERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)システムとの連携を図り、フィールドエンジニアがCRMとERPのそれぞれにデータを入力する手間を軽減する。

 クラウド型CRMシステムには「Microsoft Dynamics 365 Customer Service」(米Microsoft製)を採用する。フィールドサポート部門が先行導入してきたCRMは「Microsoft Dynamics 365」(同)である。いずれも日立ソリューションズが導入を支援した。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名東京エレクトロン
業種製造
地域東京都港区(本社)
課題製品ラインアップの充実やサービス提供地域の拡大するなか、顧客対応情報を各拠点が独自システムで管理しており、知見やノウハウの共有が図れずグローバルに統一したサポートの提供が難しい
解決の仕組み顧客対応情報の標準化を図りグローバルに利用できるクラウド型CRMシステムで管理し、営業部門と保守サポート部門で共有する
推進母体/体制東京エレクトロン、日立ソリューションズ
活用しているデータサポート履歴、問い合わせ情報、メンテナンス記録など
採用している製品/サービス/技術「Microsoft Dynamics 365 Customer Service」(米Microsoft製)、「Microsoft Dynamics 365」(同)
稼働時期2023年10月(クラウド型CRMシステムの導入開始時期)