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竹中工務店、大規模建物の設備機器を制御する対話型AIキャラクターを開発
2025年6月13日
竹中工務店は、大規模な建物の照明や空調などの設備機器を制御するための対話型AI(人工知能)キャラクターを、AIキャラクター開発を手掛けるGateboxと共同開発した。対話型の操作により、建物の利用者の利便性と快適性の向上につなげるのが目的だ。Gateboxが2025年6月10日に発表した。
竹中工務店が、AI(人工知能)キャラクター開発のGateboxと協働開発したのは、大規模な建物の照明や空調といった設備機器を制御するための対話型AIキャラクター(図1)。建物の利用者に対し対話型のインタフェースを提供し、AIキャラクターとの会話を通じて照明や空調などを操作できるようにする。「利用者の誰もが優しく自然な対話ができるよう、制御システムに温かみのAIキャラクターを組み合わせた」としている。オフィスや宿泊施設、福祉施設、商業施設などでの使用を想定する。
AIキャラクターは、音声や文字による利用者の指示を受け、照明や空調、換気、ブラインド、セキュリティなどの設備機器を制御する。屋外でのイベント対応や建物のライトアップの遠隔操作などにも適用できるとする。
AIキャラクターと制御システムはゲートウェイを介して接続する。ゲートウェイには通信プロトコルを変換できる「マルチゲートウェイ」(神田通信機製)を利用している。
Gateboxによれば、AI技術を使った制御システムは、個々の照明や家電としか連携できず、個人宅内での使用が主になっている。
企業/組織名 | 竹中工務店 |
業種 | 製造 |
地域 | 大阪市(本社) |
課題 | 大規模な建物の設備機器を建物の利用者が容易に制御できるようにしたい |
解決の仕組み | 対話型のAIキャラクターを開発し、設備機器の制御システムと連携を図る |
推進母体/体制 | 竹中工務店、Gatebox |
活用しているデータ | 制御を指示する音声や文 |
採用している製品/サービス/技術 | 通信プロトコル変換ゲートウェイ「マルチゲートウェイ」(神田通信機製) |
稼働時期 | −− |