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大同生命、コンタクトセンターにAIシステムを導入しオペレーター業務を支援

DIGITAL X 編集部
2025年9月25日

T&Dグループの大同生命保険は2025年9月1日、コンタクトセンターにおけるAI(人工知能)システムの運用を開始した。24時間365日の顧客対応を実現すると同時に、FAQ(よくある質問と答)の自動検索によりオペレーター業務を支援する。顧客の利便性向上と運営の高度化を目指す。同日に発表した。

 T&Dグループの大同生命保険は、コンタクトセンターにAI(人工知能)システムを導入し、2025年9月1日から運用を始めている。AIボイスボットとAIチャットボットで問い合わせへの24時間対応を実現すると同時に、FAQ自動検索(よくある質問と答)システムを導入しオペレーター業務を支援する。従業員の生産性を高めることで、人材をより有効活用できるようになると期待する。

 AIボイスボットは、電話による請求手続きに対応する。現時点では、住所変更や控除証明書の再発行に対応している。取り扱い範囲を順次拡大する予定だ。PCやスマートフォンからの問い合わせにはAIチャットボットが対応する。問い合わせ内容から単語や文章を解析し、それに応じた回答を自動で返す。

 FAQの自動検索では、顧客とオペレーターの通話内容をリアルタイムに解析し、関連するマニュアルや回答の候補をオペレーターの画面に表示する。オペレーターが必要とする情報へのアクセスを容易にし回答時間を短縮する。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名大同生命保険
業種金融・保険
地域大阪市(本社)
課題営業時間外の顧客からの問い合わせに対応するとともに、問い合わせへの対応品質を高めたい。業務効率を高め人材の有効活用を図りたい
解決の仕組み24時間365日対応が可能なAIボイスボット/AIチャットボットを導入すると同時に、FAQの自動検索によりオペレーターが回答に必要な情報に素早くアクセスできるようにする
推進母体/体制大同生命保険
活用しているデータ通話データやテキスト入力など顧客の問い合わせ内容
採用している製品/サービス/技術AIボイスボット、AIチャットボット、FAQ自動検索システム
稼働時期2025年9月1日(システムの運用開始時期)