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キリンビバレッジ、倉庫での無人フォークリフト活用の実証実験を三菱重工業と実施

DIGITAL X 編集部
2025年11月25日

キリンビバレッジは、飲料倉庫における無人フォークリフトの活用に向けた実証実験を、グループのキリングループロジスティクスと三菱重工業と共同で実施し完了した。自動化のプロセスや、有人フォークリフトとの協働作業時のルールや運用条件などを検証できたという。三菱重工業が2025年11月13日に発表した。

 キリンビバレッジが、グループの物流業務を担うキリングループロジスティクスと三菱重工業と共同で実施したのは、飲料倉庫における入出庫とトラックへの荷積み・荷降ろしに無人フォークリフトを利用する実証実験(写真1)。物流現場のオペレーター不足やトラックドライバーの作業時間上限といった課題の解消につなげるのが目的だ。

写真1:キリングループロジスティクス西名古屋支店における実証実験の様子(左)と三菱重工業が掲げる自動化のコンセプト

 実証では、倉庫作業での荷揃えなどに無人フォークリフトを使用し、配置替えや保管状況に応じた走行ルートの変更や高効率の保管方法など、作業員と無人フォークリフトが安全に協調作業するための要素技術を検証した。

 結果、トラックからの荷降ろし、倉庫内の荷役、トラックへの荷積みという一連の荷役作業を自動化するためのプロセス、および有人フォークリフトと無人フォークリフトの協働作業時における安全の考え方やルール、運用条件などを確立し、物流現場での実効性を検証できたとしている。

 実験は、キリングループロジスティクスの西名古屋支店や、三菱重工業の実証施設「LogiQ X Lab」などで、2024年8月1日から2025年9月30日まで実施した。

 キリングループは海老名物流センターにおいて2024年12月から、ピッキング業務をを自動化する「自動ピッキングソリューション」(三菱重工業製)を複数の機械システムを同調・協調させるための基盤「ΣSynX」(同)を使って稼働させている。今回の実証は、ピッキングの自動化に続くもので、ΣSynXとΣSynX用に開発中の無人フォークリフト(同)を連携させている。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名キリンビバレッジ
業種製造
地域愛知県清須市(キリングループロジスティクス西名古屋支店)、横浜市(三菱重工業LogiQ X Lab)、神戸市(同神戸造船所)
課題物流現場のオペレーター不足やトラックドライバーの作業時間上限といった課題を解消したい
解決の仕組み入出庫やトラックへの荷積み・荷降ろしに無人フォークリフトを使い倉庫内作業を自動化する
推進母体/体制キリンビバレッジ、キリングループロジスティクス、三菱重工業
活用しているデータ無人フォークリフトのデータ
採用している製品/サービス/技術機械システム協調基盤「ΣSynX」(三菱重工業製)、ピッキング自動化システム「自動ピッキングソリューション」(同)
稼働時期2024年8月1日〜2025年9月30日(実証期間)