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ブリヂストンフローテック、現場主導で生成AIを利用するための推進役を育成
ブリヂストングループで高圧ホースを製造するブリヂストンフローテックは、現場主導で生成AI(人工知能)技術の業務利用を広げるために、社内に推進役を育成している。そのための研修プログラムを実施し、全社での業務効率化につなげる。研修プログラムを提供するAdvanced AI Partners(AAIP)が2025年12月9日に発表した。
ブリヂストンフローテックは、ブリヂストングループで高圧ホースや樹脂チューブなど圧力システム向け部品を製造・販売している。このほど、現場主導で生成AI(人工知能)技術を利用するのを目的に、その推進役を育成するための社内研修を実施した。現場の業務に即した生成AI利用を進め、現場主導で全社の業務効率を高めるのが目的だ。
推進役は「アンバサダー」と呼ぶ。その育成に向けては(1)業務課題の解決を通じて成功体験を得る育成研修、(2)社内啓発や教育、ユースケース発掘といった活動を継続するためのコミュニティ型のサポート、(3)最新動向の共有や他社事例との交流を通じて活用レベルを高めるフォローアッププログラムの3つを用意した。
育成研修では、生成AI技術の基礎的な仕組みから業務への応用までを体系に学ぶ。ワークショップを開催し、自身の業務課題を題材に指示文であるプロンプトを設計する。実務に即して、どのようなアウトプットを得ると業務が改善するのかを考えることに重点を置いているという。
アンバサダー育成研修を受講した総務部の担当者は「生成AIを導入したばかりで、使い方に戸惑うことも多かったが、社内研修では基礎から応用までを幅広く学べた。特にワーク形式で、自分自身や周囲の業務効率化につながるプロンプトの書き方を考える時間があり、生成AI活用の具体的なイメージを持て、日々の業務改善にもつながる手応えを感じられた。今後は、生成AIを使いこなせる人材として成長し、自身や社内の業務効率化だけでなく、社内でのAI活用推進にも積極的に活かしていきたい」とコメントしている。
研修参加者44人を対象にアンケートによれば、生成AI技術を利用していくために「推進役が必要」とする回答は79.6%に上る。ただ「自身が推進役のような立場を担ってもよい」との回答は20.5%にとどまり、必要性と担い手の意欲との間には、まだギャップがある(図1)。
研修プログラムとしては、生成AI技術の活用を支援するAdvanced AI Partners(AAIP)の「生成AIアンバサダー育成・支援プログラム」をパイロットユーザーとして採用した。AAIPはこれを商品化し提供を始めている。
| 企業/組織名 | ブリヂストンフローテック |
| 業種 | 製造 |
| 地域 | 埼玉県加須市(本社) |
| 課題 | 現場主導で生成AI技術を利用し、業務に即した利用方法を社内に広げたい |
| 解決の仕組み | 社員への生成AI技術の活用に向けた人材育成策を提供するとともに、現場の推進役を育てるために特別のプログラムを用意する |
| 推進母体/体制 | ブリヂストンフローテック、Advanced AI Partners |
| 活用しているデータ | 社内業務に関する業務手順や文書、課題整理の結果など |
| 採用している製品/サービス/技術 | 「生成AIアンバサダー育成・支援プログラム」(Advanced AI Partners製) |
| 稼働時期 | -- |
