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椿本チエイン、マテハン事業でのAIエージェント利用に向けたナレッジベースを構築へ

DIGITAL X 編集部
2026年1月7日

椿本チエインは、マテハン事業でのAIエージェントの利用に向けたナレッジベースを構築する。業務データをAIエージェントが利用しやすい形式に自動で変換できるようにする。物流分野で画像認識技術を共同開発してきたEAGLYSとの業務提携範囲を拡大し開発する。2025年12月23日に発表した。

 椿本チエインが開発する「生成AI業務支援ソリューション」は、社内の業務データをAI(人工知能)エージェントが利用しやすいナレッジベースを構築するための仕組み。このナレッジベースを元に回答するAIエージェントをマテハン事業に導入し、業務効率と生産性を高めるのが目的だ(図1)。

図1:椿本チエインは「生成AI業務支援ソリューション」でナレッジベースを構築し、マテハン事業にAIエージェントを導入する

 ナレッジベースの構築では、まず多種多様なフォーマットの業務データを整形しデータベース化する。そこからAIエージェントが参照するナレッジベースを自動で構築する。同ナレッジベースを使う業務特化型のAIエージェントと出力結果は、AI技術により品質を評価する。

 マテハン事業部で利用する業務特化型のAIエージェントとしては、営業、顧客、メンテナンス、製造の4業務を予定する。営業では、対話型で面談シートから顧客ニーズを抽出し、提案資料を自動したり他社との差別化ポイントを提示したりする。商談から契約までのリードタイム短縮と工数軽減を見込む。

 顧客に向けては、製品比較やFAQ(よくある質問と答)、最適な構成案などを提案し、タイムリーな対応とともに顧客接点の障壁を取り除く。

 メンテナンスでは、点検報告書や納入図面などを学習させ属人化を解消するほか、保守対応方法を提示しトラブル発生時の復旧リードタイムを短縮する。製造では過去の生産データから最適な生産・段取りスケジュールを検索・提示し、リードタイム短縮と在庫圧縮を図りたい考えだ。

 生成AI業務支援ソリューションは、AI技術の手がけるEAGLYSと共同で開発する。同社と椿本チエインはこれまで、物流領域における画像認識技術の開発と実用化に取り組んできた。今回、両者の業務提携範囲を広げ、業務へのAIエージェント活用を推進することにした。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名椿本チエイン
業種製造
地域大阪市(本社)
課題マテハン事業における業務効率と生産性を高めたい
解決の仕組み営業、対顧客、メンテナンス、製造の4業務に業務特化型のAIエージェントを導入する。そのために社内の業務データからナレッジベースを自動で構築できるようにする
推進母体/体制椿本チエイン、EAGLYS
活用しているデータ面談シートや点検報告書、納入図面、過去の生産データなど
採用している製品/サービス/技術ナレッジベース構築のための「生成AI業務支援ソリューション」(椿本チエインとEAGLYSが共同開発)
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