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ニチレイロジグループのロジネット、配送状況をリアルタイムに可視化する進ちょく管理システムを導入

ANDG CO., LTD.
2026年1月28日

ニチレイロジグループのロジスティクス・ネットワーク(ロジネット)は、1都10県の配車拠点・関東配車センターに輸配送の進ちょく管理システムを導入した。ドライバーが持つ端末で収集する運行データを基に、配送状況と待機時間をリアルタイムで可視化する。納品先からの問い合わせへの迅速な対応と、ドライバーの待機時間削減につなげる。システム導入を支援したパナソニック コネクトが2026年1月15日に発表した。

 ロジスティクス・ネットワーク(ロジネット)は、ニチレイロジグループにおける食品物流を担う中核会社。このほど1都10県の配車拠点・関東配車センターに、輸配送の進ちょく管理システムを導入した。納品先からの到着時刻に関する問い合わせに迅速に対応するとともに、ドライバーの待機時間を定量的に捉え改善に結び付けるのが目的だ。

 進ちょく管理新システムでは、ドライバーが携行するハンドヘルド端末から配送の進ちょく情報を収集し、そのデータから運行状況を可視化する。待機時間が30分を超えると、ハンドヘルド端末にアラートを発し、データを根拠に納品先や運送会社と調整ができるようにした。

 事務所内には車両位置や到着時間を表示する大型ディスプレイを設置し、複数車両の稼働状況を把握し、問い合わせ対応や指示判断に利用する。システム稼働により「荷物がいつ届くのか」という問い合わせに対する回答時間を約5分に短縮できたとする。

 これまでロジネットの物流センターでは、1日に約100〜200台の大型・中型トラックが出入りし、配送日報は紙の帳票にドライバーが手書きで記入し、進ちょく状況は電話連絡で確認していた。到着時間の回答に30分以上要するケースもあったという。

 今後は、運行データや待機時間を継続的にモニタリング・分析し、拠点ごとの待機時間の傾向から、待機が発生しやすい拠点を考慮した配車計画の立案に利用したい考え。加えて、検品作業や帳票の電子化など、配送業務全体へのシステムの適用を検討する。

 進ちょく管理システムには「ZetesChronos(ゼテス クロノス)」(ベルギーのZetes製)を採用し、30ライセンスを導入している。ハンドヘルド端末には4.7型の「FZ-N1EKQAZPJ」(パナソニック コネクト製)を30台、業務用ディスプレーには「TH-55VF2J」(同)を、それぞれ導入した。

 パナソニックコネクトによれば、物流業界では「2024年問題」による労働時間の上限規制が本格化し、ドライバーの長時間待機が事業継続上のリスクとして顕在化している。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名ロジスティクス・ネットワーク(ロジネット)
業種物流
地域1都10県(配送拠点・関東配車センター)
課題紙の配送日報や電話連絡による状況確認では、配送時間の問い合わせに時間がかかるほか、ドライバーの長時間待機の理由などが分からない
解決の仕組みドライバーが携行するハンドヘルド端末で得られるデータから配送の進ちょく状況をリアルタイムに把握する。待機時間が30分を超えればアラートを発する
推進母体/体制ロジスティクス・ネットワーク、パナソニック コネクト
活用しているデータドライバーが携行するハンドヘルド端末で取得する車両位置や待機時間などのデータ
採用している製品/サービス/技術輸配送進ちょく管理システム「ZetesChronos(ゼテス クロノス)」(ベルギーのZetes製)、ハンドヘルド端末「FZ-N1EKQAZPJ」(パナソニック コネクト製)、業務用ディスプレー「TH-55VF2J」(同)
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