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神戸市、税務問い合わせの自己解決率向上へ生成AIを使う自動応答システムを導入
神戸市は、税に関する年間40万件の電話問い合わせへの対応を効率化するため、生成AI(人工知能)を使う自動応答システムを導入した。FAQ(よくある質問と答)に基づく自動応答により利用者の自己解決を促しながら、応対履歴を分析してFAQを継続的に改善して精度の向上を図る。システム導入を支援したNTTマーケティングアクトProCXが2026年5月20日に発表した。
神戸市が税務部に導入したのは、住民税に関する問い合わせに対し、生成AI(人工知能)技術を使い自動応答するシステム(図1)。定型的な質問に対して職員への電話転送件数を抑制しながら、自己解決率の向上を図るのが目的だ。同市税務部では、年間約40万件の電話問い合わせを受け付けている。
新システムでは、住民税に関する問い合わせのうち、納税通知書の内容や申告手続き、証明書の取得方法に関する質問について対応する。問い合わせ内容を分析し「住民税はどこで納付できますか」といった利用者自身で解決可能な定型内容については、ボイスエージェントから自動応答する運用にする。
回答の根拠には、あらかじめ整備した適切なFAQ(よくある質問と答)から適切な情報を参照し、生成AI技術で回答に適した形に整形して利用する。FAQから回答できない場合は、職員に電話を転送して引き継ぐ。
ボイスエージェントでの応対内容は生成AI技術でテキスト化したVoC(Voice of Customer:顧客の声)として蓄積する。それを基に、利用者のニーズに即したFAQを設計・整備することで、自動応答の精度と解決率を高める。
今後は、住民税関連以外のすべての問い合わせに対して1次受付を実施し、対応が必要な案件のみ職員が対応する2次受付へ連携する体制の構築を目指す。
自動応答システムには「AI Worker VoiceAgent」(AI Shift製)を採用した上で、FAQを設計・最適化した。導入にはNTTマーケティングアクトProCXが協力した。
| 企業/組織名 | 神戸市 |
| 業種 | 公共 |
| 地域 | 神戸市 |
| 課題 | 税に関する年間40万件の問い合わせ対応を効率化しながら、利用者の自己解決率を高めたい |
| 解決の仕組み | 生成AI技術を使う自動応答システムを導入し、FAQ(よくある質問と答)を根拠にボイスエージェントで問い合わせへ自動応答する。応対履歴を基にFAQを改善し、応答精度を高める |
| 推進母体/体制 | 神戸市、AI Shift、NTTマーケティングアクトProCX |
| 活用しているデータ | 住民税に関する問い合わせ内容、FAQデータ、ボイスエージェントの応対履歴 |
| 採用している製品/サービス/技術 | 自動応答システム「AI Worker VoiceAgent」(AI Shift製) |
| 稼働時期 | -- |
