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鉄建建設、施工現場の進捗をIoTやチャットから分析するAIエージェントのPoCを開始
JR東日本グループのゼネコンである鉄建建設は、建設現場の施工管理を支援するAI(人工知能)エージェントのPoC(Proof of Concept:概念実証)を開始した。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)由来の現場データやコミュニケーション情報を統合的に分析し、現場進捗の要約やリスクの示唆を管理者に提供する。安全管理や品質管理での強化と、現場判断の高度化につなげる。2026年6月22日に発表した。
鉄建建設が開始したのは、建設現場の施工管理のためのAI(人工知能)エージェントのPoC(Proof of Concept:概念実証)。現場管理者が必要とする進捗やリスク情報を整理・提供することで、施工管理業務の負担軽減、安全管理や品質管理を強化するとともに、現場運営における的確な意思決定につなげるのが目的だ。
AIエージェントでは、現場状況の概要や注意事項・確認すべき事項の優先順位、昼夜交代時での申し送り情報、気象条件や現場状況を踏まえた安全上の注意喚起、作業への影響リスクや引き継ぎ漏れリスクに関する示唆、などを生成する。これらを管理者はダッシュボード上で確認するほか、連携するコミュニケーションツールに自動投稿もする。
そのための分析に用いるのは、現場で収集する環境データや設備データ、機械の稼働状況といった各種情報。これらをIoT基盤に連携する。さらに現場関係者が用いるコミュニケーションツールの会話履歴や、基準書、リスクアセスメント情報を取得し、AI技術で統合的に分析する。
今後は、AIの活用を前提としたデータの構造化を進める。現場のデータやナレッジを継続的に利用し、現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)と持続的な事業成長につなげるという。
背景には、建設現場特有の情報管理の難しさがある。現場では進捗確認や安全管理、巡回点検、作業間の調整などにおいて、口頭連絡やチャット、各種システム、点検記録など複数の手段を併用している。そのため、必要な情報がさまざまな場所に分散し、現場管理者が全体状況を把握しにくい状況が生じていた。
特に大規模建設プロジェクトでは、複数の工区や作業エリアで異なる作業が同時進行する。現場管理者には、作業間の調整や現場課題への迅速な対応が求められる。
今回のPoC環境では、米MODEのIoT基盤「BizStack」と、コミュニケーションツール「direct」を採用した。
| 企業/組織名 | 鉄建建設 |
| 業種 | 製造 |
| 地域 | 東京都千代田区(本社) |
| 課題 | 建設現場に分散する情報を管理者が把握し、施工管理業務での安全管理や品質管理、現場判断での精度を高めたい |
| 解決の仕組み | 現場で収集する設備や環境のIoTデータとコミュニケーションツールなどの情報を統合し、作業を分析するAIエージェントのPoCを実施する |
| 推進母体/体制 | 鉄建建設、米MODE |
| 活用しているデータ | IoT基盤に蓄積した環境・機械、設備などの現場データ、コミュニケーションツールの会話履歴、基準書、リスクアセスメント情報 |
| 採用している製品/サービス/技術 | IoT基盤「BizStack」(米MODE製)、コミュニケーションツール「direct」(同)、AIエージェント |
| 稼働時期 | -- |
