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DX（デジタルトランスフォーメーション）への取り組みが加速する中で、サプライチェーンにおけるサイバーリスク管理は日本企業にとって喫緊の課題である。リモートワークの普及やクラウドシステムの導入が進み、サードパーティやフォースパーティを含む取引先を経由したサイバー攻撃が増え、従来のセキュリティ対策だけではリスクを防ぎきれない状況にあるためだ。本連載では、サプライチェーンのサイバーリスク管理について、可視化・評価・戦略的対応の3つのステップに分けて解説する。サプライチェーンのリスクを正しく把握し、継続的に監視・評価・対応することが、今後の企業経営における重要な鍵になるからだ。これら3つのステップを踏んで、実践的な対策によるサイバーリスク管理の高度化を目指していただきたい。