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銀行API使う新サービスがテーマのコンテスト、iBankマーケティングが開催
「Wallet “+” Bank “×”APIs = neoBank’s Services !」より
残高照会や目的別預金などができるスマートフォン専用アプリケーション「Wallet+(ウォレットプラス)」を開発・提供するiBankマーケティングが、銀行API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)の活用を促すためのピッチコンテスト「Wallet “+”(プラス) Bank “×”(バイ)APIs = neoBank’s Services !」を東京・八重洲で2019年7月11日に開催した。Fintechベンチャーなど6社が登壇し、AIを使った保険商品プログラムを提案したリマークジャパンが最優秀賞に選ばれた。
iBankマーケティングは、ふくおかフィナンシャルグループのデジタル戦略を実現するためのFintechベンチャー企業。スマートフォン用アプリケーション「Wallet+(ウォレットプラス)」を開発・提供している。
Wallet+は、銀行口座の収支確認や、利用目的を設定した預金などを可能にするスマホアプリだ。福岡銀行、沖縄銀行、熊本銀行、親和銀行、広島銀行が利用しているほか、十六銀行、南都銀行、山梨中央銀行も採用を決めている。
Wallet+が提供する銀行APIの戦略的な利用を考える
今回、ふくおかフィナンシャルグループのオープンイノベーション拠点である「DIAGONAL RUN TOKYO(ダイアゴナルラン・トーキョー)」において、「Wallet “+” Bank “×”APIs = neoBank’s Services !」を開催した(ふくおかフィナンシャルグループ、沖縄銀行、十六銀行、南都銀行、広島銀行、山梨中央銀行との共催)。
テーマは、「より便利に日常生活を送り、ライフイベントを楽しむために必要な銀行API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を使ったサービスアイデアの発案」だ。
銀行APIは、銀行と外部事業者の間で安全なデータ連携を可能にするための仕組み。事業者は銀行APIを介して、銀行が提供するサービスを利用したり、新たなサービスを開発したりできる。
イベント開催の狙いについて、iBankマーケティング代表取締役の永吉 健一 氏は「銀行APIの公開・利用が広がっているが、金融データを参照する用途に留まっている。銀行APIだけでなく、どんな使い方ができるかを広く伝える必要がある」を話す(写真2)。
コンテストでは、Wallet+が提供するAPIを使って、新たな金融関連サービスのアイデアを競う。Wallet+が提供するAPIは、表1のように大きく6つのカテゴリーに分けられる。
カテゴリー | 提供するAPI |
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金融データの参照機能を持つAPI | ・口座一覧照会 |
・普通預金口座一覧照会 | |
・口座情報照会 | |
・入出金明細照会 | |
・デビット入出金明細照会 | |
・入出金明細照会(前月収支結果集計用) | |
獲得ポイントの交換機能を持つAPI | ・総合振込(予約) |
・総合振込(結果照会) | |
資金の振替機能を持つAPI | ・資金振替(目的預金やローン口座と普通預金間の資金移動に利用) |
少額のローン機能を持つAPI | ・カードローン借入 |
・カードローン随時返済 | |
・カードローン残高照会 | |
・カードローン有無照会 | |
目的預金の新規開設機能を持つAPI | ・目的預金口座開設 |
・目的預金解約(予約) | |
ロボアドバイザーによる資産運用口座への振込機能を持つAPI | ・行内振込 |