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利益を最適化するダイナミックプライシングの導入支援サービス、DATAFLUCTが開始

池田 真也(DIGITAL X 編集部)
2020年9月1日

商品価格をリアルタイムに変動させるダイナミックプライシングの導入を支援するサービスを、データ分析分野のスタートアップであるDATAFLUCTが2020年8月26日に開始した。気象情報や人流データから需要を予測し、利益を最適化する価格を提示する。同日に発表した。

 DATAFLUCTが開始した「DATAFLUCT dynamic-pricing.」は、需給バランスに応じて商品価格をリアルタイムに変動するダイナミックプライシングの導入を支援するもの。種々のデータから需要を予測し、そこから利益を最適化する商品/サービスの価格を導きだす(図1)。

図1:継続して収益を確保できるように価格をダイナミックに変動させる

 価格設定に利用するデータは、企業が持つ売り上げや来店者数、商品原価や在庫数などと、外部の気象情報やモバイル空間統計・人流、カメラ映像、SNS(Social Networking Service)、地理情報、イベント情報など。需給予測と設定した利益率を元に、最適な価格や予算額を提示し、利益の最適化を目指す。

 データ分析には、構造化/非構造化データを一元管理するデータ分析基盤「データレイク」を利用する。データの収集・分析基盤の構築から、データの加工、分析アルゴリズムの構築まで、企業ごとにオーダーメイドでシステムを構築し、それぞれに適したダイナミックプライシングの実現を支援するとしている。

 DATAFLUCTは、経営上の意思決定を支援するサービス群「DATAFLUCT DX series.」を展開している。DATAFLUCT dynamic-pricing.は、同サービス群の4つ目のサービスになる。