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治療用アプリを医療機関が処方するためのアプリ基盤、医療ベンチャーのCureAppが提供開始
2020年10月29日
治療用のスマートフォン用アプリケーションを医療機関が患者に処方するための基盤を、医療ベンチャーのCureAppが提供を開始した。疾患治療のためのスマホアプリを同一の契約および業務フローで処方できる。2020年10月23日に発表した。
医療ベンチャーのCureAppが提供する「App Prescription Service」(APS)は、複数の治療用スマートフォン用アプリケーションを、医療機関が患者に一元的かつスムーズに導入・処方するためのサービス基盤(図1)。異なるメーカーの医療用アプリを同一フローで処方できるようにし、医療機関の運用負荷を低減する。
CureAppは、ニコチン依存症治療用のスマホアプリを開発しており、2020年8月に薬事承認を受けたところ。今後、同様のスマホアプリが登場することになり、それぞれの処方(アプリの提供方法)などが異なれば、医療機関の負担が増えることになる。
これに対しAPSでは、医師がリスクなく処方できるよう、治療用アプリ提供企業のセキュリティ体制をCureAppが確認する。契約や支払いにも対応し、治療用アプリの処方に関する業務をブラウザ上で完結できるという。
CureAppは今後、アプリの処方機能だけでなく、医療機関の生産性を向上させる機能を実装していくとしている。
医療機関がAPSを使う際は、CureAppとの契約が必要になる。2020年10月23日時点では、初期費用および利用料は無料で、すべての機能を利用できる。