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機器や端末を遠隔操作するためのクラウドサービス、オプティムが提供へ
2021年6月1日
機器や端末を遠隔地から操作するためのクラウドサービスを、AI(人工知能)技術などを手がけるオプティムが2021年8月に開始する予定だ。監視カメラや産業用ロボットなどの遠隔操作のほか、テレワークなどにおける社内PCへの遠隔接続にも利用できる。2021年5月17日に発表した。
オプティムの「Optimal Remote IoT」は、種々の機器や端末を管理者が一元的に遠隔操作するためのクラウドサービス(写真1)。機器類の運用・保守の効率化や障害の早期復旧を可能にする。2021年8月から提供する予定で、7月から申し込みを受け付ける。
Optimal Remote IoTの用途としては、例えば、小売業におけるサイネージや監視カメラやキオスク端末、POS(販売時点情報管理)機器、製造業での産業用ロボットやセンサーなどの遠隔操作を挙げる。作業員が現場に出向くことなく操作でき、運用・保守の効率化やコスト削減、障害の早期復旧を支援する。テレワークやモバイルワークのための社内PCへの遠隔接続にも対応し、機器/端末へのファイル転送も可能という。
導入時は、遠隔操作の対象にする機器/端末にエージェントプログラムを導入、管理者はWebブラウザを操作できる環境を用意する。操作は、クラウド経由で実施する。
セキュリティとして、2段階認証や不正アクセス防止、暗号化通信などの機能を持つ。オプティムは、クラウドサービスの運用において、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)/ISO27001の認証を取得している。
同社の機器管理クラウドサービス「OPTiM IoT」と組み合わせれば、機器/端末の稼働状況をリアルタイムに管理できる。端末の不正利用や情報漏えいのリスクの低減に向けては、MDM(モバイル端末管理)サービス「Optimal Biz」を併用する。