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D2C・EC事業者向けの返品・交換物流フルフィルメントサービス、富士ロジテックが開始

DIGITAL X 編集部
2022年2月4日

D2C(消費者直接取引)・EC(電子商取引)事業における返品・交換に対応したフルフィルメントサービスを富士ロジテックが2021年12月10日から提供している。商品の返品・交換の受付から回収、交換品の配送や返金、カスタマーサポートまでを一括して提供する。同日に発表した。

 富士ロジテックの「返品・交換物流フルフィルメントサービス」は、D2C(消費者直接取引)やEC(電子商取引)事業における返品・交換業務を対象にしたフルフィルメントサービス。返品・交換の可否判断から理由の取得、商品の回収から受入検品、在庫戻り処理、交換品の配送または返金、カスタマーサポートまでに対応し、業務フローの省力化・コスト低減を図る。

図1:「返品・交換物流フルフィルメントサービス」が対象にする業務の流れ

 返品・交換の過程で発生する顧客データなどは、クラウド上で収集・分析ができる。商品開発デザイン、CRM(顧客関係管理)設計、パーソナルデータ収集など、CX(Customer Experience:顧客体験)の質的向上を図るために活用できるとしている。

 富士ロジテックによれば、顧客の購買体験において一番の壁は、商品アイテムのサイズやカラー、使用感などに対する不安だ。そこに対し富士ロジテックは「Unboxing=商品を受け取った時、箱を開封した時の感動を届る」ことを提案する。今回の返品・交換物流フルフィルメントサービスは、自宅での試着・試用を、よりストレスフリーにできるよう設計したという。

 今後は、デジタルコマースに加え、オムニチャネルコマースの一環として実店舗との連動した物流フルフィルメントサービスとしても提供する考えだ。