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スイス発の再生可能エネルギー分野のディープテックがピッチイベント
「GIFミートアップ・スイスセッション」が大阪で開催
FlowGen
発電効率が50%と高効率な小型風力発電とマイクログリッドを開発している(写真5)。F1レースで使われているローターブレード技術を使っている。小型のため設置場所を選ばず、ソーラーパネルと組み合わせて発電量の不安定さをカバーする。イベントなど必要な時に必要な場所に設置するといった使い方もできる。
海外では既に、ドイツのミュンヘン空港で採用されている。日本では東レとパートナー連携しているが、国内での設置例はまだない。エネルギーパークなど設置先を探している。
Neology
アンモニアを水素と電力に変換する技術を開発する。アンモニアによる持続可能なエネルギー供給チェーンの実現を目指す。200kWの発電機を開発し、オフグリッドや大型モビリティに向けた提供にも取り組んでいる。
SAMAWATT
風力・太陽光発電事業者向けにディープラーニングを用いたエネルギー管理ソリューションを提供する。
日本進出済みの中堅企業のさらなるパートナーを模索
Secheron
電気・電子の安全部品や電力システムなどのメーカー。主に鉄道分野で事業を展開し、運輸業界を視野に数年前に再生可能エネルギー事業に取り組んでいる(写真5)。水素注入や電力変換などの技術を開発し、グリーン水素による電力共有なども実施している。1991年創業で日本には2009年からオフィスを構えている。
KELLER
圧力計測機器メーカー。不安定な水素を安全に管理できる水素測定専用の圧力センサーを販売する。2024年に創業50周年を迎え、日本にも子会社を設立した。
大阪・関西万博のスイスパビリオンは資源消費を最小に
なお今回のイベントでは、ピッチの前に経済産業省 近畿経済産業局課長の小谷 和香 氏が、関西のエネルギービジネスや行政の支援体制を紹介した(写真6)。
写真6:経済産業省 近畿経済産業局課長の小谷 和香 氏は関西でのエネルギービジネスの取り組みを紹介した
小谷氏によれば、世界で再生可能エネルギーシフトが進むなか、関西では水素とアンモニア、ソーラーパネル、バッテリーと蓄電に注力し、官民一体で取り組んでいる。その成果が、2025年4月からの大阪・関西万博でショーケースとして紹介される。万博終了後も、大学やスタートアップ、中小企業と連携して取り組みを継続して強化していくという。
大阪・関西万博にはスイスパビリオンも出展する。スイスでは消費エネルギーの75%を再生可能エネルギーで賄っており、関連技術への取り組みにも力を入れている。スイスパビリオンは、エコロジカルフットプリント(資源消費)が最も小さなパビリオンになる見込みで、そこで使われる技術にも注目が集まっている。大阪万博をきっかけに、スイスと日本の、さらに交流やビジネスが進みそうだ。