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三菱電機、名古屋製作所でローカル5Gの実証実験を開始

DIGITAL X 編集部
2020年6月8日

三菱電機は同社の名古屋製作所において、ローカル5Gの実証実験を2020年5月18日に開始した。実証実験で得た知見をFA(ファクトリーオートメーション)製品など活用していく。2020年5月18日に発表した。

 三菱電機が名古屋製作所で実施するのは、ローカル5G基の地局とシーケンサーやエッジコンピュータなど自社のFA製品との間での5Gによる伝送性能の技術検証である(図1)。

図1:三菱電機が実証実験で使用する5GアンテナユニットおよびFA製品

 具体的には、(1)ローカル5G基地局を介したFA製品同士の5G通信接続および5G通信性能の技術検証、(2)遠隔での運用保守作業支援やAR(拡張現実/VR(仮想現実)を使った作業の効率化などローカル5Gのユースケースの検討の2点。周波数は28.2GHz~28.3GHzを使用する。

 三菱電機は、ローカル5Gシステムと自社製品を組み合わせたソリューションの開発を進めている。5Gの実証実験で得た知見を、自社の製品/サービスに活用するほか、顧客やパートナー企業との連携による新たなビジネスやサービスの創出を目指す。

 そのため、名古屋製作所以外の事業所でもローカル5Gの実証実験を行う計画だ。また「5Gオープンイノベーションラボ」を2020年度中に同社の情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)に設置する予定である。同ラボでは、、顧客やパートナー企業とともに、ローカル5Gに関する共同研究や実証実験を実施していく。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名三菱電機
業種製造
地域愛知県名古屋市(三菱電機名古屋製作所)
課題5G技術を使った新たな製品/サービスを開発したい
解決の仕組み名古屋製作所においてローカル5Gと自社製品などを組み合わせた実証実験を実施し知見を獲得する
推進母体/体制三菱電機
活用しているデータFA製品などを5Gで接続した際の通信性能関連のデータ
採用している製品/サービス/技術ローカル5G
稼働時期2020年5月18日(実証実験の開始日)