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第一三共、がん患者の治療を支援するためのモバイルアプリを開発へ

DIGITAL X 編集部
2020年12月9日

第一三共は、がん患者の治療を支援するためのモバイルアプリケーションを開発する。開発には、禁煙治療治療用のスマホアプリで薬事承認を受けたCureAppと共同で取り組む。2020年11月18日に発表した。

 第一三共が開発するのは、がん患者の治療を支援するためのモバイルアプリケーション。薬物治療に取り組む患者の負担軽減や、QoL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につなげたい考え。

 アプリの開発には、医療機関向けの治療アプリの開発を手掛けるベンチャー企業のCureAppと共同で取り組む。CureAppは、ニコチン依存症の喫煙者に対する禁煙治療を補助するスマホアプリ「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー(CureApp SC)」で厚生労働省から製造販売承認(薬事承認)を2020年8月21日に取得している。

 今回の共同開発では、第一三共が持つ、がん領域における知見および医薬品開発経験と、CureAppが持つ治療用アプリの開発経験を活かしたい考え。2021年度を目標に、乳がんのがん患者を対象としたアプリの臨床試験を開始する予定で、同アプリの医療機器承認取得を目指す。

デジタル変革(DX)への取り組み内容
企業/組織名第一三共
業種製造
地域東京都中央区(本社)
課題病院外での、がん患者のがん周辺症状や薬物治療による副作用を適切に管理したい
解決の仕組みがん治療を支援するモバイルアプリケーションを開発し、医療機器としての承認を取得する
推進母体/体制第一三共、CureApp
活用しているデータがん患者の倦怠感や疼痛などのがん周辺症状や薬物治療による副作用に関する情報など
採用している製品/サービス/技術治療用アプリケーション
稼働時期2021年度中(臨床試験の開始時期)